皆さんこんにちは。 第7回目の質問にも多くのご回答をお寄せいただきました。 感謝致します。 長きにわたっていますが、今回も私の職歴について続けてお話したいと思います。 (もういいよ!と言われそうですが) 転職を希望しておられる皆様は、当然職務経歴書をお書きになるわけですが、 単に「○○会社に入社し、営業職を□年務め、▽な実績を上げました。」のような 内容を書くだけではなく、まずはご自身の仕事歴をストーリー立てて詳しく書いてみることで、 自分の強みや弱みを見出すことができるのです。 そこから必要な部分を経歴書フォームへ転記するのです。 (前回からの続き) 4月、部長・課長・私(当時主任)の3名で新規部署での業務開始。 マーケティング、製品紹介案内作成、紹介セミナーの全国展開、 候補先企業への営業、何もかもが新しく、しかも直接お客様やビジネスパートナーと 接する仕事。 楽しくて仕方ありません。まさに「水を得た魚」という日々でした。 〜一部省略〜 そのうち、つながりの深いビジネスパートナーA社から、営業部長が招聘され、 部署に合流されました。 世界的な会社であるA社において長く営業職に就かれていた、まさにベテラン。 営業活動を加速させることになるのでした。 部長の厳しい指導のもと、一定の営業成績も残せるようになり(製品別トップセールス)、 「さあ更にチカラを尽くそう!」というときに、「このままで良いのだろうか?」 という疑問が湧いてくることが多くなったのをはっきり覚えています。 「確かに自分の学んできたことを活かせるし、人とかかわる営業は面白い。でも 何か違う・・・。」 そう思いながら、「転職」のふた文字が再び脳裏をよぎるのでした。 「自社の製品はとても良いと思うけど、本当にお客様に合ったものを提供したい。」 という想いが強くなり、複数の人材紹介会社へ登録をすることに。 実は、今でこそ「自分の強みをしっかり把握してから転職活動を」などと偉そうに 書いていますが、当時は「想い先行」「想いが全て」という状況で転職活動を展開 していました。 しかし、想いが強すぎたのか、紹介をいただいた会社は全て応募の段階でこちらから NGを出してしまい(大変失礼な話ですが・・・)、転職活動を一旦やめたのです。 納得ができなかったんですね。 そのうちその「想い」も影を潜めていきました。 そして一年が過ぎ、同じ想いが再び沸々と湧いてくるのを感じ、三度転職を意識 するようになりました。 今度は「想い」のみならず、自分にできること(強み)を表に出し、「売り」をしっかりと 認識してから活動を始めました。 「自分には会計分野の知識があり(公認会計士受験経験あり)、しかもシステム開発や設計の経験がある。」 という、当時「ITと会計の両方に長けている」人材がそれほど多くなかったところを 売りにしました(開発をあれだけ嫌がって、「できない君」だったのに・・・)。 そうすると、紹介会社からの情報も的を絞られたものとなり、数社紹介をいただいた後、 某監査法人を設立母体とするコンサルティングファームへの転職が決まりました。 年収もアップし、転職は成功したのです! ・・・がしかし!(次回以降へ続く) ※ここまで読んでいただいて、ご自身のご経験と重ね合わせてみてください。 時系列にストーリー立てると、経歴に沿った自分の想いや強み弱みが 見えてきませんか? 職務経歴書に確実にそれらを記載することで、面接時にも論理破たんなく 自分の想いや特長を説明できるのです。 断片的な記憶の羅列だけでは見えないことも見ることが大切です。 第8回目の質問です。
「あなたの転職理由において、『人間関係』はどのくらいの割合を占めていますか?」 ※これは大変重要な問題です。 人間関係の問題が、理由の大部分を占めている場合、転職後に同じ問題が起きた時、 「また転職?」という気持にもなりかねません。 転職後力をつけるためには、苦手な人とも人間関係を良好にするための ココロとチカラが必要になります。