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転職後力

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第8回:職務経歴書を書くならこんな風に(3)

皆さんこんにちは。
第7回目の質問にも多くのご回答をお寄せいただきました。
感謝致します。

長きにわたっていますが、今回も私の職歴について続けてお話したいと思います。
(もういいよ!と言われそうですが)

転職を希望しておられる皆様は、当然職務経歴書をお書きになるわけですが、
単に「○○会社に入社し、営業職を□年務め、▽な実績を上げました。」のような
内容を書くだけではなく、まずはご自身の仕事歴をストーリー立てて詳しく書いてみることで、
自分の強みや弱みを見出すことができるのです。
そこから必要な部分を経歴書フォームへ転記するのです。

ユーザーの回答 (前回からの続き)

4月、部長・課長・私(当時主任)の3名で新規部署での業務開始。
マーケティング、製品紹介案内作成、紹介セミナーの全国展開、
候補先企業への営業、何もかもが新しく、しかも直接お客様やビジネスパートナーと
接する仕事。
楽しくて仕方ありません。まさに「水を得た魚」という日々でした。

〜一部省略〜

そのうち、つながりの深いビジネスパートナーA社から、営業部長が招聘され、
部署に合流されました。
世界的な会社であるA社において長く営業職に就かれていた、まさにベテラン。
営業活動を加速させることになるのでした。

部長の厳しい指導のもと、一定の営業成績も残せるようになり(製品別トップセールス)、
「さあ更にチカラを尽くそう!」というときに、「このままで良いのだろうか?」
という疑問が湧いてくることが多くなったのをはっきり覚えています。
「確かに自分の学んできたことを活かせるし、人とかかわる営業は面白い。でも
何か違う・・・。」
そう思いながら、「転職」のふた文字が再び脳裏をよぎるのでした。

「自社の製品はとても良いと思うけど、本当にお客様に合ったものを提供したい。」
という想いが強くなり、複数の人材紹介会社へ登録をすることに。
実は、今でこそ「自分の強みをしっかり把握してから転職活動を」などと偉そうに
書いていますが、当時は「想い先行」「想いが全て」という状況で転職活動を展開
していました。

しかし、想いが強すぎたのか、紹介をいただいた会社は全て応募の段階でこちらから
NGを出してしまい(大変失礼な話ですが・・・)、転職活動を一旦やめたのです。
納得ができなかったんですね。
そのうちその「想い」も影を潜めていきました。

そして一年が過ぎ、同じ想いが再び沸々と湧いてくるのを感じ、三度転職を意識
するようになりました。
今度は「想い」のみならず、自分にできること(強み)を表に出し、「売り」をしっかりと
認識してから活動を始めました。
「自分には会計分野の知識があり(公認会計士受験経験あり)、しかもシステム開発や設計の経験がある。」
という、当時「ITと会計の両方に長けている」人材がそれほど多くなかったところを
売りにしました(開発をあれだけ嫌がって、「できない君」だったのに・・・)。

そうすると、紹介会社からの情報も的を絞られたものとなり、数社紹介をいただいた後、
某監査法人を設立母体とするコンサルティングファームへの転職が決まりました。
年収もアップし、転職は成功したのです!

・・・がしかし!(次回以降へ続く)
※ここまで読んでいただいて、ご自身のご経験と重ね合わせてみてください。
 時系列にストーリー立てると、経歴に沿った自分の想いや強み弱みが
 見えてきませんか?
 職務経歴書に確実にそれらを記載することで、面接時にも論理破たんなく
 自分の想いや特長を説明できるのです。
 断片的な記憶の羅列だけでは見えないことも見ることが大切です。
ユーザーの回答終わり
第8回目の質問です。

コンサルタントからの問題

「あなたの転職理由において、『人間関係』はどのくらいの割合を占めていますか?」

※これは大変重要な問題です。
人間関係の問題が、理由の大部分を占めている場合、転職後に同じ問題が起きた時、
「また転職?」という気持にもなりかねません。
転職後力をつけるためには、苦手な人とも人間関係を良好にするための
ココロとチカラが必要になります。

コンサルタントからの問題
バックナンバー
第42回:転職には武器を持って!!
第41回:人生の転機に読む本
第40回:「遊び」が「仕事」を支える
第39回:転職後力を発揮する「人間関係」   その二
第38回:転職後力を発揮する「人間関係」   その一
第37回:協力者の存在は必要ですか?
第36回:「転職後、半年〜一年経過したあなた」へ
第35回:転職前に考えましたか?
第34回:「デキるのに、なかなか受からない」方へのメッセージ
第33回:「判断の拠り所が欲しい!」方へのメッセージ
第32回:「面接が上手くいかない!」というあなたへ(回答編)
第31回:「面接が上手くいかない!」というあなたへ
第30回:立場を変えたらあなたはどう見える?
第29回:休むことも必要、勇気
第28回:あなたが「やりたいこと」と「できること」は?
第27回:熱意をカタチにする
第26回:疑問を持つ習慣をつける
第25回:転職回数が多い方へ!
第24回:転職の「カベ」
第23回:夏休みの宿題です
第22回:流れに身を任せてみることも・・・
第21回:転職後力発揮の「スケジュール」を立てる
第20回:そこは通過点か?それともゴールか?そして手段か?目的か?
第19回:セルフブランドによるセルフプロデュースは必須!
第18回:「想いの強さ」が転職後力の発揮を支える
第17回:その転職は目標線上にあるか?「ネガティブ思考…
第16回:柔軟な思考が「転職後力」発揮の可否を決める
第15回:転職先があなたに望んでいることの「大きなひ…
第14回:あなたの市場価値は?
第13回:もう少し転職経験談!〜効果的な職務経歴書を書…
第12回:もう少し転職経験談!〜効果的な職務経歴書を書…
第11回:職務経歴書を書くならこんな風に(4)
第10回:転職先候補に「この会社」は必ず含むべし!
第9回:今のあなたは、周りからどんな風に見られている?
第8回:職務経歴書を書くならこんな風に(3)
第7回:職務経歴書を書くならこんな風に(2)
第6回:職務経歴書を書くならこんな風に(1)
第5回:ちょっと「想像」してみてください
第4回:仕事に「価値」を見出すために
第3回:転職後力を付けるための準備
第2回:仕事に「命」を吹き込む
第1回:『転職後力』を引き出すために
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