皆さんこんにちは。 第6回目の質問にも多くのご回答をお寄せいただきました。 感謝致します。 今回も私の職歴について少しお話したいと思います。 転職を希望しておられる皆様は、当然職務経歴書をお書きになるわけですが、 単に「○○会社に入社し、営業職を□年務め、▽な実績を上げました。」のような 内容を書くだけではなく、まずはご自身の仕事歴をストーリー立てて詳しく書いてみることで、 自分の強みや弱みを見出すことができるのです。 そこから必要な部分を経歴書フォームへ転記するのです (前回からの続き) 「誠一郎(当時部署には鈴木が何人もいたためファーストネームで 呼ばれていました)はこんな風に使ったらチカラ出せるんだな。」と言われたんです。 私は「??どういうことですか??」と聞き返しました。 「お前はさ、プログラミングはダメだけど、『人を使って仕事をさせて結果を出すことに ついては上手い』ということだ。」と上司。 初めて認めてもらえたのです! 配属時のショックを乗り越えて頑張るも全く芽が出ず、それまで「仕事できなくてかわいそうに」 という見方を周囲からされ続け、配属時は花形チームにいたものの、任されるレベルが下がったり、 他チームへ異動になるなど居場所が狭まりつつある中で、一条の光が差してきたと 感じた瞬間でした。「俺にも役立てる分野があるんだ!」と強く感じたのです。 当の特定プリンタ印刷対応プロジェクトは小さいながらも成功を収め、入社して4年、初めて充実感を 味わったひと時でした。 そのプロジェクトでの体験から「人」を意識し始め、「自分はやはり多くの人に会う仕事がしたい」 との想いが膨らみ、「転職」を考え始めたのです。 しかしまだインターネットの情報も十分ではない時代、どうやって情報を集めればよいのかも さっぱりわからない状況(PROSEEKもなかったと思います・・・(笑))。 そんな折「お前に異動の話だ」と取締役から呼び出され・・・、 「会社として初めて進出する分野において新規部署の開設をする。お前はそのスターティング メンバーになるんだ。」 (いやいや、俺は辞めるつもりなんだから、そんな話もってきてもらっても困る。) 「お前のチカラが活かせる部署だ!」 (ん??俺のチカラが活かせる??) その部署は、新システムの販売市場におけるマーケティングから、新規開拓、 拡販のための戦略立案、全国への啓蒙セミナー開催、販売、導入、サポートなど 全てのことを担う、まさに一つの会社のようなところ。 「スタートはお前を含めて3名だ」 (そうだな・・・ 転職するのも、ここで異動を受けるのも仕事が変わることには 違いない。異動してダメだったら転職しよう!) と自分を納得させ、異動を受け入れることに。 「わかりました。お願いします!」 そして7年目になった4月、「社内転職」が実現したのです。(次回へ続く) ※ここまで読んでいただいて、ご自身のご経験と重ね合わせてみてください。 時系列にストーリー立てると、経歴に沿った自分の想いや強み弱みが 見えてきませんか? 職務経歴書に確実にそれらを記載することで、面接時にも論理破たんなく 自分の想いや特長を説明できるのです。 断片的な記憶の羅列だけでは見えないことも見ることが大切です。 第7回目の質問です。
「あなたの弱みを20個書き出してみてください。」 ※前回は強みに焦点を当てました。 「強みを徹底的に磨くことで弱みを見えないようにする」という考え方が あります。 しかしそれは、「弱みは見ない」ということではありません。 自分の弱みを知らないと、どこでどのように足をすくわれるかわかりません。 自分の強み弱み両面を知り、強みを磨くというステップを踏むことで 転職後、自分をどのように活かせばよいのかも明確になります。