皆さんこんにちは。 第29回目の質問にも多くのご回答をお寄せいただきました。 感謝致します。 さて、皆さんは「人材採用」に携わったことはありますでしょうか? 今回は、ご自身を逆の立場から見ていただこうと思います。 よく、履歴書や職務経歴書は読み手の会社の業種に合わせて、体裁や 表現を変えているかと思います。 当然それは採用要件を意識するがためですよね? 営業職を希望するなら、売上実績や対予算比率 開発職を希望するなら、開発実績や経験した言語 経理職を希望するなら、会計に関して保有する資格や業務効率化の実績 のように、自分の経験や実績を最大限売り込むと思います。 もちろん採用されたいのですから当然のことです。 「どう伝えるか?」に主眼を置いて書くわけです。 一方で、見方を変えたときに、その書類はどのように見えるでしょう? どのように相手に伝わるでしょう? 採用担当者の気持ちになってみてください。 もちろん面接をしなければわからないところもありますが、少なくとも 書類の段階である程度想像した上で、面接に進めるかどうかの判断をしている 現状があるのです。 ・この人は、採用要件に合っているか? ・この人は、自社の風土に合いそうか?(写真や年齢など) ・この人は、転職後にどのようなチカラを発揮してくれそうか? ・この人は、「伸びしろ」を持っていそうか?(年齢と経験のバランスなど) ・この人は、文章などの表現にパワーを感じるか? ・この人は、自分の言葉を大切にしているか?(書籍や紹介会社などからのサンプルそのままではないか) ・この人は、直感的に会いたいと思えるか? 他にもあるでしょう。 あなたならどんな点に着目して書類に目を通しますか? 現在私自身も採用に携わる立場になり、上記のように書類の段階で様々な ことを想像します。 実例を挙げるのは難しいのですが、人材紹介会社のアドバイス通りに しか書いていないなという書類も結構目にします(上述しています)。 特に自己PRにそれを感じます。 単に「型」として参考にするだけならまだしも、内容が似たような文章の 書類を立て続けにみると、どれだけ実績があっても「大丈夫かなぁ」と 思ってしまいます。 「強い想い」が伝わってこないからです。 現職で忙しい中、どのように書類を書くかについては、マニュアルを参考に するケースも多いかと思いますが、まずは自分の想いを大切にするべきだと 私は考えます。 「どう伝えるか」だけではなく、「どう伝わるか」という相手の 立場になった見方書き方が大切だと考えます。 あなたが、希望している会社の採用担当なら、今のあなたの書類を どう評価するでしょう? 第30回目の質問です。
今手元にある転職用の履歴書や職務経歴書を見て、率直にどう感じますか? 面接したいと思いますか?採用したいと思いますか? 直感的にどう感じるかを正直に捉えてみてください。 ※もちろん自分の想いを正直にぶつけるだけでは先に進めない現状もあるでしょう。 テクニックも必要です。しかし、やはり人です。この人と働いてみたいなという ことを直感的に感じさせるような書類づくりは重要だと思います。