鉾立由紀プロフィールはコチラ
第15回:「好きなことで、多くの人の役に立ち、感動を与える人になる」
こんにちは、
サクセスキャリアデザイナーの鉾立由紀です。
すでに12月ですね。
ありがたいことに、東京はまだ比較的暖かく
寒がりな私でも、まだまだ耐えられる寒さなのが不幸中の幸い(?)と言ったところでしょうか?(笑)
早速ですが、前回のお話「人生に失敗はない」はいかがでしたか?
あの母校での講演には続きがあります。
今回はその講演の後半をご紹介いたします。
それでは早速始めましょう!
今回のテーマは「好きなことで、多くの人の役に立ち、感動を与える人になる」!
あなたはメジャーリーグのイチロー選手は知っていますね?!
先日、私の友人からこんなお話を聞きました。
「5年くらい前だけどね、僕、イチロー選手と飲む機会があったんだよ。
そのとき、ウチのちびがまだ小学校2年くらいだったのかな?!だから、飲みにいく前に『何かイチロー選手に聞きたいことがあるか?』って聞いたんだよね。
そしたら、小学2年生だからさ、
「イチロー選手に『どうしてイチロー選手は10億円も稼げるのか聞いてきて』って言うんだよな(笑)」
当然、私の友人はイチロー選手にその質問を聞いている訳ですが、ここであなたに質問です。
イチロー選手の答えは何だったと思いますか?
イチロー選手は、こう答えたそうです。
「日本からメジャーに行って、僕のプレーで感動してくれる人の数が増えたからだと思います」
日本でプレーしている間は、日本人しかイチロー選手のプレーをみていなかった。でも、メジャーに行って、世界中の人たちが彼のプレーをみてくれる。その結果として、彼の年棒があがったというのです。
おそらく、イチロー選手は
「今日の試合でいくら稼いだかな?」なんてことは考えていないと思います。
(考えながらやっていたらびっくりですけど・・・。)
お金のことよりも「いかに人々に感動を伝えられるプレイヤーになるか」それだけを考えて、日々邁進しているのです。彼の場合、それが小学校の頃からだというから驚きです。
話は変わりますが、私自身もこの人材紹介のビジネスに携わる5年前まで不安や自信のなさに苛まれていました。
前号の「人生に失敗はない」でも書きましたが、私は無事、関西外国語大学を卒業し、そしてその後は海外の大学院にも行く事ができました。英語もできるようになり、日本に帰ってきて、5年前までは外資系ITの一流企業に勤めていました。
とてもうまく行ってる人生だと思う人も多いかと思います。
ですが、5年前の2005年に転機はやってきました。ストレスによる体調不良で、務めていた外資系IT 企業を逃げるように退職してしまったのです。仕事ができなくてできなくて、どうしていいのかわからなかったのです。そして「会社が悪い」と会社のせいにして逃げてしまったのです。
私は今、あのとき以上に仕事をしていますが、ストレスで体調不良なんてことは全くありません。ですが、なぜあのときは仕事を辞めざるを得なかったか?今、あの時を振り返るとこう思うのです。
「自分さえよければいいと、いただいている給料にあぐらをかいて、全く努力をしなかった。」
外資系IT企業には常に新しい優秀な人が入ってきます。ある意味、メジャーリーグのように、デキる人にとって代わられる世界です。
そんな中で、ITやテクノロジーをこよなく愛し、「この会社で自分がどう貢献できるのか」、という点を考え抜いた人たちの中で、私は居場所をなくしてしまった。
私は今、当時の事をそう思っています。
会社を辞めてしばらくして、いくつかの出会いがありました。「一生仕事をしていきたいと思っていたのに、私には全然才能がない」そういって、ぼろぼろになって泣いているときに、友人にこう言われました。
「一生仕事をしたいなら、営業力を磨きなさい。どうしたら人の役に立てるかを一生懸命考えなさい。ウチの会社で僕が営業をただきこんであげるよ。」
後に上司になる人との出会い、そしてなにより、ヘッドハンティングの仕事との出会いでした。
私にとって、この仕事は初めての仕事でしたし、また、多くの外国人男性と一握りの日本人男性の中で、たった一人の女性社員でした。その中で、脳みそが汗をかくくらい、どうやったら優秀な人材を探している企業のお役に立てるのだろう、どうしたら転職をしたいというビジネスマンに安心感をあたえられるのだろうと考え抜いたのです。
この業界に入って初めて、私は自分のためだけではなく、人のために何ができるのだろうと考える事ができるようになったのです。
その結果は・・・あなたもご存知の通りです。
モテる人財は、自分の提供できるサービス、製品で、お客様に感動を与えられるよう最大限の努力をします。その最大限の努力ができるようになるために、一生懸命、与えられた仕事に向かい合い、仕事を好きになるのです。
給料をもらっている限り、「仕事が好きじゃないから」という理由で手を抜くことはできません。好きだから一生懸命やるのか、仕事として与えられ一生懸命やることで好きになるのか。
「鶏と卵」のように聞こえるかもしれませんが、まずあなたは自分の与えられた仕事を一生懸命やりましょう。私のように、8回の転職という長い回り道を通して学ぶ、なんて言うことがないよう応援しています(笑)。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。
次回もお楽しみに!
モテの秘訣その十五「好きなことで、多くの人の役に立ち、感動を与える人になる」