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第16回:「モテる人財はセルフプロモーションにも気を配る」
こんにちは、
サクセスキャリアデザイナーの鉾立由紀です。
すでに12月も後半になりましたね。
早いもので、今回が2010年最後なんですね。
月日が経つのは早いものです。
さて、早速ですが、今回は
「モテる人財はセルフプロモーションにも気を配る!」
というテーマでお話しします。
まず、「セルフプロモーションって?」という方へ。
セルフプロモーションは
直訳すると
「セルフ」=「自己」
「プロモーション」=「販売促進のための宣伝」
なので、
「セルフプロモーション」=「自分の販売促進のための宣伝」
となります。
これをお話しすると、
「私はサラリーマンじゃないから関係ないし。」
と思う方もいるかもしれません。
ですが、そんなあなたに質問です。
もし、あなたが初対面の人に「なんの仕事をしているのですか?」と聞かれたときに、
あなたはどう答えていますか?
「○△□会社で営業をしています。」
その一言ですか?
私は日頃、多くの個人事業主と転職候補者にお会いしますが
「デキる人財」であればあるほど、きちんとセルフプロモーションができています。
彼らがなぜセルフプロモーションに気を配るのか?
それには主に二つ理由があります。
1.この情報化社会において、しっかりとした自分のプロモーションができなければ、サラリーマンとしても、個人事業主としても、人の記憶にとまることができないから。
2.セルフプロモーションに自分が他者とどう違うのかを盛り込むことで、一瞬にして差別化を図ることができるから。
例えば、あなたも映画のポスターや予告を観て、「観たいと思う映画」と「イマイチと思ったり、スルーしてしまっている映画」の2種類があると思います。
こういう言い方は失礼ですが、売れている映画だからといって、すべての映画の内容が最高かというと、そういう訳でもないですよね?!
また、逆に言うと、最高に素晴らしい映画だったとしても、どんな映画で誰に響くのかを明確にせず、またそのターゲットに響く形で伝えていなければ、わかりますね!?
これと同じことが、今、サラリーマンの転職市場でも起こっているのです。「採用」という栄冠を手に入れたければ、「相手の目に留まること」!これ、鉄則です。
さて、それでは「デキる人財」がどんなふうにセルフプロモーションを実施しているのか、気になるところですよね?
ここでは、セルフプロモーションの例と、その展開例を、私が実際に転職を成功させた田中さん(仮名)のケースを使って説明しましょう。
1.彼はどんなセルフプロモーションを使っていたのか?!
田中さんは、某外資系IT企業のプリセールス(営業技術)の転職候補者だったのですが、扱っている製品に対する愛情とその製品を売るための技術的サポートについてはとても自信を持っていらっしゃいました。
ですので、田中さんの場合は、ただ「○○会社で働いています。」というのではなく、「○○会社で△△という製品を扱っているプリセールスです。技術的なことでしたら、この製品と、それに関連する競合製品について、どんなことでも答えられますからお気軽にご連絡ください。」というセルフプロモーションを行っていたのです。
2.他のメディアでの展開
田中さんは、田中さんが溺愛している製品について、そして彼のプリセールスとしての技術的見解、などについて、ブログやtwitterでもしっかりと説明していました。
私が田中さんをヘッドハントして、「田中さんは優秀な候補者だ」と確信を持てたのは、そのブログのおかげでした。
私はヘッドハンターとして人材を企業に紹介する立場にあるため、企業にご紹介する前にインターネットに、その候補者についての「危ないネタ」が流れていないか、一通り確認します。
今はSNSやブログがかなり普及しているため、かなりの方の情報を集めることができます。
そして、気がついたのが、多くの方がSNSやブログを日記のように使っているということ。候補者の中でも、上司の悪口やあまりいいとは言えない行いについての記事がアップされているのをよく見かけます。
あなたは気がついていないかもしれません。ですが、どこで誰があなたの記事を読んでいるかわからない、ということは常に頭に入れておきましょう。
3.メール内の署名
田中さんはご自身のメールの署名にも、自分のセルフプロモーションを入れていました。忘れられないようにしっかりとした工夫をしていた訳です。
まだまだ多くの工夫をされていましたが、今回は田中さんが実行していたセルフプロモーションの中でもすぐ実行できそうなものを選び、ご紹介いたしました。
いかがでしたか?
「大変すぎる?」と思いましたか?それとも、「これなら、私にもできる?」と思いましたか?
「モテる人財」、とくに「転職マーケットにおいて選ばれる人財」は、ただ「優れている」のではありません。彼らは彼らなりに、見つけてもらう、採用されるための工夫をしているのです。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございます。
次回もお楽しみに!
モテの秘訣その十六「モテる人財はセルフプロモーションにも気を配る」