福祉関係の職業に就く人は、児童福祉施設、身体障害者福祉施設、老人福祉施設などの施設で、入所者の身の回りの世話や、介助、介護の仕事に携わる場合が多いです。デイサービスではなく入所者のいる施設では、食事、入浴、排泄の介助などの仕事もあり、大変な仕事ですが介護や介助を必要としている人のために働く、やりがいのある職業でもあります。
また、介護施設などに入所するほどではなくともデイサービスなど日中に時間に介護、介助が必要な人にとっても、なくてはならない存在です。相手を抱き上げて移動したり、肩を貸したりと力仕事が多いことから若い男性の職員を求める現場が多いですが、愛知県やその他の都道府県でも、全国的にデイサービスなどで働く職員自体が不足しています。
そのため若い女性や、家族の介助や介護経験のある中高年世代の人も採用されやすい職業です。また、物理的な援助の他にも相談や助言を行う業務もあり、精神面でも人を支えたいと思う人には天職といえる職業の一つです。
福祉分野へ転職を考えている人は、年収より仕事のやりがいを重視しています。老人福祉施設などにおいて、入所者の介助、介護の仕事に携わる福祉施設介護員の平均年収は、およそ220万円前後です。
平成24年の愛知県での平均年収は518万円ですので、平均年収で比較するとデイサービスなどで介護の仕事に携わっている人たちの方が、年収的にはかなり低くなります。愛知県以外の都道府県の平均年収と比べても、デイサービスなどで働く人の平均年収は比較的低いものとなっています。
しかし、愛知県の他でも介護を必要とする人は、今後ますます増えることが予測されていますので、全国的にデイサービスなどで働く人の年収ほか待遇は改善される傾向にあります。