店長や店長候補がどんな仕事をしているか、店長経験がない場合は見えている部分しかわかりません。接客、イレギュラー対応、人材の教育、店全体の管理などは、基本の仕事です。しかし、実は表に出ていない部分が重要です。店長や店長候補は店を作るのが仕事です。
店長次第で店の雰囲気も売り上げも評判も違ってきますので、全ての責任を背負って、仕切っていきます。不足している部分は自分もカバーしながら、周りの人材にも意識を高めるように教育しなくてはなりません。
また、お金の管理、スタッフの管理、面接や採用、さらに本部とスタッフの橋渡しも行います。潤滑な店の運営ができるように、あらゆる面に目を配る必要あります。店長経験がなくても、気配りができれば適任です。
店長や店長候補となると、どれくらい稼げるのでしょうか。お店によって異なりますが、だいたいの平均を知っておきましょう。まず、兵庫県全体の平均年収ですが、平成24年で477万円です。こちらは男女混合で、全年齢の平均です。では、平均年収を年齢ごとに見ていきましょう。
これは兵庫県だけに限ったことではないのですが、年齢が上がるごとに収入も増えていきます。例えば20代後半だと335万円ですが、30代後半になると424万円とアップしています。これが40代前半では456万円、40代後半だと479万円となっています。では、店長や店長候補が実際に働く業界だとどうなるでしょうか。
サービス、販売業では、30代の平均は378万円、40代では438万円となっています。兵庫県の平均とほぼ同じ水準と言っても過言ではありません。店長経験があると、もう少し多くなるかもしれません。このように、店長職はやりがいとお給料のどちらも満足できる仕事です。店長経験があってもなくても、自分の腕を試せる仕事です。