どんな製品にも、設計というものが必要ですが、精密機器などのエレクトロニクス関連の製品設計を行うのが、電気設計士の仕事です。この仕事は、家庭用の電化製品の内部設計から、巨大なプラント開発のための大掛かりな設計までを幅広く手がけるものになります。
また、電気設計のエンジニアは、医療機器などの人間の健康に関わる機器の開発に携わることもあり、時には大きな責任を背負って仕事をすることもあります。ただ、責任が重い分、プロジェクトが完成した時の達成感は非常に高いものです。さて、電気設計のエンジニアになるには、特に特別な資格は必要ありません。自分で実際に工事を行うわけではないので、電気工事士などの資格も不要です。
ただ、電気に関する基礎的な知識は必要となります。電気関係の基礎知識があれば、仕事を速く理解することが出来るからです。また、電気設計士は、その都度手がける製品によって必要とされる知識が変わってきます。ですので、積極的に色々な知識を学ぶ姿勢を持つことが重要となります。
転職を考えるとき、年収について考えることは避けては通れません。 また、自分の年齢や住んでいる地域、職業別にみた平均年収というものを考慮しなければ、より良い転職を果たすことは難しいものです。 たとえば、京都府の平均年収を見てみると、平成24年では487万円となっています。 もし、京都府で転職を考えるならば、この数値を参考にすることで、好条件の転職先を見極めるひとつの手だてになるのです。
ちなみに、京都府の平均月収は34万円、平均時給は1885円となっています。さて、次に年代別の平均年収ですが、平成24年度における平均年収は、30代前半で382万円、40代前半で456万円です。なぜ、30代と40代を例に挙げたかというと、特に転職を考える方の多い世代だからです。この数値から、30代前半から40代前半で大きく年収が変わることがわかります。
さて、最後に職業別に年収を見ると、電気機器業界のの年収の高さが目にとまります。平成24年度の電気機器業界の平均年収は596万円と高水準なのです。また、電気設計のエンジニアの求人を見ると、450万円以上の年収を提示している求人情報が多くなっています。こうした事から、電気設計のエンジニアへの転職は、30代から40代の方の年収アップにつながる可能性があることがわかります。