建築関係の仕事に、施工管理という仕事があります。この施工管理の仕事は、建築現場で建物の着工時から完成まで、全ての工事について現場で施工工程や施工内容を管理する仕事です。
工事の進み具合に問題はないか、施工内容は図面通りの納まりになっているか、仕様通りの材料が使用されているかなど、この建物が適正な工程で適正な材料を使用して、施工技術も間違いない方法で施工されているかを管理しなくてはなりません。ですから建築の施工についての、技術や材料そして書類関係そしてネットワークに依る進捗管理能力がなくてはなりません。
建築における技術的なことはもちろんの事ですが、これらに付随する各関連法規に基づく諸手続き、そして現場施工に関する各書類や工事写真管理などが要求されてきます。また現場の各職種の工程を把握して工事に支障をきたさないように、職人の手配や材料の手配などもしなくてはなりません。建物が完成するまでの総合プロデューサーをしなくてはならないのです。
大阪府で建築の施工管理の仕事に就くと、年収面ではどうなのでしょうか。大阪府に限らず、建築の施工管理の仕事は技術職になるので、一般職よりは年収は良くなります。それも経験年数や取得免許によっても代わってきます。
平均年収は年齢にもよりますが、だいたい470万円ほどです。建築の施工管理をするのなら二級建築施工管理技術者や一級建築施工管理技術者などの免許を有する事が、特に優遇される要件です。経験や知識が裏付けされた上での免許ですので、現場によってはこの免許が要求される事は良くある事です。このように技術が要求される仕事では、必要な経験や能力と共に要求される免許などもあるのです。
このようなことから事務職などとは違い、基本給から諸手当等の付く事で2割から5割も年収に差の付く場合もあります。大阪府において施工現場もいろいろな地域に拡散されています。遠方になると地域による手当てや、交通費などの差額も出てきます。役職になると事務所だけで出来る仕事ではなく、場合によっては各現場を見回り指導する必要も出てきます。このようにこの仕事は技術職の中でも、高度な技術を要求される職種ですので年収にも反映されるのです。