CADオペレーターの仕事内容は、CADのオペレーション業務が中心となります。CADは東京都の複雑な開発を行うためには欠かせないソフトウェアであり、CADを利用する事で開発期間を短縮できることからも電気や機械の分野ではCADを利用しての開発が主流となります。
また、東京都に限らず、建設業界においてもCADは必須になっているのです。電気などの場合は、回路図などを設計者が手書きで書き上げるので、手書きの図面をCAD入力するのがCADオペレーターの主な仕事となります。
また、回路図は複数の用紙にブロック毎に書き上げられていますので、それを1枚の図面の中に収めるといった仕事も有ります。東京都では回路図以外にも、プリント基板のCAD入力を行う仕事も有りますし、電気の分野などでは筐体の設計に伴うCAD入力などもCADオペレーターが求められます。
東京都の平均年収は平成24年度においては582万円と言われています。この平均年収は、平成20年度では600万円、21年度は595万、22年度は574万円、23年度は596万円となっており、平成22年度と比べると平成24年度は若干多くなっているものの、570万円から600万円の間が東京都の平均年収となっています。
東京都の平均年収の中でも最も高いとされるのが医薬メーカーの680万円であり、2位が投信や投資顧問の676万円、そして3位が家電品やAV機器のメーカーの581万円となっており、電気系CADのCADオペレーターの職場となる家電品やAV機器メーカーが3位に位置付けされているのが特徴です。
一方、オペレーション業務となるCADオペレーターの平均年収は男性の場合が322万円で100職中で93位となっていますが、男性のCADオペレータの平均年収は354万円(89位)、女性は299万円(92位)となります。因みに、東京都の平均年収を下回るものの、CADオペレーターの仕事は開発に携われる職業であり、遣り甲斐が有ることからも人気が高い職業です。