コンサルティング営業の仕事とは、顧客、クライアント側が何を求めているのかを事前に察知して、その求めているものを提案していくというのが主な仕事になります。たとえば、固定費のコストカットのためであるとか、あるいは売り上げに直接関係する物やあるいは間接的ではあっても何らかの形で売り上げに貢献していくといったような、そういったものを提案していくということになります。
企業がその営利活動の中で利益を出すのには2つの方法しかありません。売り上げを伸ばすか、支出を減らすかです。営業においてはこの2つの方法について、営業先に対してコンサルティング営業として、相手側が魅力的に写りかつそれを導入したいと思わせるような仕事をする必要があります。
つまり相手先との信頼関係が醸成され、かつこちらが提案するコンサルティングにおいても一定の理解を得られるようにした上で、最終的にはこちらの提案に乗ってもらうことでその代価として報酬を受け取るという流れになります。
東京などでコンサルティング営業を行った際の報酬は平均で300万から600万ですが、どういったコンサルティング営業を行ったかあるいは行えるのかによっても様々であるため、一概には言えません。ただし、報酬が営業成績と連動していることが多く、固定給はそれほどではないにしても営業成績でボーナスだけでなく毎月の給料にも反映させるというところが多くあります。
特に東京のような都心では、このコンサルティング営業はやりようによっては多くの顧客を獲得することができるために、また、東京に本社がある企業が大多数であるために、東京でうまく顧客を獲得できれば数珠つなぎ的に顧客を獲得できるチャンスが無数にあります。チャンスが無数にあるということはそれだけ顧客を獲得できれば報酬も多くもらえるということでもあり、年収もそれに比例して多くなると考えられています。
ただし、そこまでなるには相応の努力と才覚が必要なことは言うまでもないことで、不断の努力と人脈作り、失敗を恐れないチャレンジ精神、それに相手企業側のことを本当に思っての行動なのかどうか、そういった要因で成功か失敗かが分かれてくることもあり得ますから、この業界で働く人はあらかじめよく覚悟して臨む必要があります。