事務の仕事と一言で言っても、そこには一般事務と営業事務に関するものがあります。営業事務はいわば営業職員の補助的な業務を行います。例えば、相手先との営業のアポ取りや、外部から顧客が来た際の商品やサービスの説明などがあります。そのため、未経験者は難しいといわれています。
一方で、一般事務に関しては、会社内や官公庁内での庶務的な業務や経理的な業務などを中心に行うことから、仮にこうした業務に対して、未経験者であっても業務を行うことは可能といわれています。
地域や会社によって多少業務は異なるため、自分がどのようなところで働きたいか考えておけば、未経験であっても採用される可能性のある仕事と言ってもいいでしょう。
東京都の地域的な年収については、営業事務などの事務職を含めた金額になりますが、平均で582万円となっています。この金額は全国の他の都道府県と比較しても最も高い年収となっています。通常、一般事務同様に営業事務についても未経験者の年収が少なくなっています。
これは、経験者のほうがより短時間に業務をこなすことや、業務に関する知識やスキルが高いことから、未経験者よりも多くの賃金が必要になるためです。東京での年齢別の年収については、他の地域同様ですが、20歳代から40歳代まで男女ともに上昇し、50歳になると男性は引き続き上昇する一方で、女性は40歳代から若干ですが減少しています。男性は50歳代が最も給与が高くなっています。
東京を含めた、全国の営業事務や一般事務の人の年収は300万円となっています。また、男性と女性を比較すると、男性の平均年収が329万円で、女性の平均年収は295万円となっており男性のほうが高くなっています。