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年棒制の給料にボーナスは出ない?どのような仕組みなのか知ろう

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年俸制の会社はボーナスは出ないかもしれない?

給料でよく耳にするのは月給制と年俸制ですね。年俸制の会社の場合、ボーナスが出ない場合が多いんですよね。そもそも年俸制は前年度の実績をもとに、翌年の給料が決まる制度なので、月給やボーナスがトータルで金額が設定されています。

ボーナスは月給制にはとても嬉しい制度です。月給の3〜4か月分の金額を6月と12月の年2回に分けてボーナスとして支給されています。しかし、最近では会社の業績が悪いと必然的にボーナスも下がる会社が多く、個人の業績はあまり反映されない月給制のところもあるようです。

そう考えますと、月給制のボーナス込みの年収よりも、前年の実績をもとに翌年の給料全体の金額がきまる年俸制のほうがお得なのかもしれないと思うこともできるのではないでしょうか。

そうは言いましても、ボーナス支払いなどのローンを組む必要のあるお買いものをされたりする場合、ボーナスが出ないことは痛手になりがちです。

それならば、ボーナス込みの年俸制のほうがお得なのでしょうか。さらに、こんなこともあります。年俸制なのにボーナスが存在している会社です。給料、年俸そしてボーナスについてもう少し詳しくみていきましょう。

解決方法

年俸制の場合は給料がどのように支払われているかで変わる

年俸制と月給制ではボーナスの考え方が少し違うようです。

【月給制と年俸制のボーナスの考え方の違い】

  • 月給制:勤続年数、年齢、学歴によって月給は決まる。ボーナスは個人の業績も加味されるが、最近は会社の業績が優先され、会社の経営が悪ければボーナスもさがるなど、会社にとって固定費から変動費に変化している要素。
  • 年俸制かつボーナスがある場合:前年実績によって決められた翌年の報酬、それを16分割。 →月給に1ずつ支給、そして年2回のボーナスでは2ずつ支給 →つまり、予算内で決められた年収の一部がボーナスという名目になっているだけ
  • 年俸制かつボーナスなしの場合:前年実績によって決められた翌年の報酬、それを12分割。 →月給で毎月支給
●年俸制の場合はあらかじめボーナスがわかるシステム

年俸制の場合は、年俸を分割して、それぞれのお金を月給、ボーナスと命名して支給されていることになります。では、社員の仕事の成果は月給制と年俸制のどちらがより反映されているのでしょう?当然年俸制だと思いたいところですが、年俸制は前年の実績がよければ年俸が上昇する一方、デメリットもあります。

前年度の成績が悪かった場合、年俸自体が下がってしまうからです。いくらボーナスが出るといっても、もとの年俸がさがれば、ボーナスと言ってもそれは名ばかり管理職のようなもので、出ないも同然ですね。

月給制の場合、その年度の成績は、ボーナスに反映されますが年俸制の場合は実績をだしても、その年のボーナスには反映されず、翌年の年俸に反映されることになります。しかも、トータルで不調となれば、翌年度にも実績が反映されないことにもなりかねません

さらに、不調の年度を挽回するには、相当な回復力も必要になってきます。もしも今年も不調だったら、来年もまた不調になるのではないかなど、不安な気持ちをあおるのも年俸制のデメリットではないでしょうか。

プロ野球やサッカーに代表される年俸制はまた少し違ってきます。年俸制では成果主義が導入されているので、会社にとっては社員の頑張りが鮮明にわかり、出来る社員にはどんどん給料がまわっていくしくみです。しかし、給料において安定を重視するのなら、学歴による額の高低はあるものの、勤続年数や役職を反映した伝統的な給料システムである月給制のほうが、年俸制よりも守られたシステムだとも言えそうです。

●年俸制でボーナスが出ない場合〜応募前のおすすめ対策

年俸制の企業へ応募しようとしたとします。気になる給料そしてボーナスの支給の有無ですが、年俸がどんな風に計算されているかの構造を知る事で解決できそうです。ボーナスについても、いくつか種類がありますのでご紹介しましょう。

【ボーナス(賞与)あれこれ】

  • 賞与:給与3〜5か月分のこと
  • 業績賞与:会社の業績によって決まる賞与で、賞与とは別に支給される。
  • 決算賞与:会社の業績がいい時は、利益を決算賞与として賞与、業績賞与とは別に分配してもらえる。業績が悪ければ決算賞与は出ない。

つまり、ボーナスと言った場合、賞与だけなのか、業績賞与や決算賞与も入っているのかを確認してみることがポイントですね。

【年俸制のボーナスの考え方】

  • 基本年俸に賞与(月給の3〜5か月分の賞与)の合計
  • 基本年俸と賞与の合計で年俸を形成。別に、業績賞与が支給される場合もある
  • 基本年俸に賞与、業績賞与、決算賞与をすべて含めていることも

支給の仕方は、12等分すれば月給で支給となり、16等分すれば月給と年2回のボーナスとなりますので、ボーナスが出ないからといって、ボーナスである賞与が年俸入っていないわけでもないということになります。逆に、決算賞与や業績賞与が出ない年俸なら社員にとって、メリットが少ない給料体系だといえそうです。

まずは、年俸の内訳を知ることが、ボーナス支給の有無よりも重要視すべきポイントではないでしょうか。

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