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第13回:【それは私も保障するから:前編】
七夕の夜にこの思いを書き始めたのですが、
大きな夢を見た私は、
興奮したまま素っ裸で寝てしまい、
夏風邪を引いてしまいました。
しかし、たまには風邪もいいものです。
普段、いかに人に甘えているか、
そして、いかに人は優しいものかを教えてくれます。
「風邪なんかひかないぜ。」
と言ってらっしゃる経営者様をよく知っていますが、
人の優しさを知る機会を失ってしまうんじゃないかと危惧しています。
(風邪を伝染しにいこうかな。。。)
私は弱い人間です。
と言うことで、そんな私みたいな方に向けて、
今回は「勇気づけ」
というテーマで一杯やりたいと思います。
よろしくどうぞ、です。
アドラー心理学という心理学の一つのジャンルに、
「勇気づけ」という理論且つ技法があります。
現代の心の闇に対して、
大変有用な考え方だと思いますので、ご紹介したく思います。
と言いながらも、毎度のこと、
堅いことばかりを言って何も残らない、
というような人生を送りたくはなく、
皆さんにも送って頂きたくはないので、
あつかましくも、
自分の体験から一つのエピソードを述べ、
一つのコトバを残したいと思います。
私には心の恩師がいます。
中学生時代、
私がテニスに熱中していた時のコーチです。
大変厳しい方でした。
そして、愛を教えてくれた方でした。
走りに走らされ、
血の小便がでることもしばしば、
何度も倒れたものでした。
鬼コーチに対して、
何度も恨みを思い、
恨みの詩を書いていたこともありましたw
しかし、それは力に変わる恨みでした。
怒りに近いですかね。
今、思い出して、見事だなと思うのは、
私をしっかりと見つめ、
私の心をしっかりと理解し、
バランスを取ってくれていたということです。
どんなバランスか。
この人間には、
この言葉を言ったら、心を失ってしまう。
これ以上の檄を飛ばしたら、逆に能力をつぶしてしまう。
そのギリギリのラインを見定め、指導してくださっていたことです。
以前、ストレスのお話をここでもさせて頂きましたが、
ストレスが0では、人は死んでしまいますし、100でも死んでしまいます。
充実した人生を送るのも、
自らの色々な能力を伸ばすのにも、
適度なストレスやプレッシャーは必要です。
鬼コーチの話に戻りますが、厳しさの根底には、
しっかりと「あなたなら大丈夫だ」という信頼が見えていました。
それも人生を通しての信頼です。
ただ、スポーツだけを通しての言葉ではありません。
あなたという人として、あなたの人生として、
「あなたなら大丈夫だ」
というメッセージを飛ばしてくれていました。
だから、私も「忍耐」を、
「耐えて大切なものを手に入れる」ことを少しでも知れたのだと思います。
私に無用な心配や刺激を与えないように、
ある日、忽然と姿を消したそのコーチから、
成人を迎えた私に手紙が届きました。
「あなたなら大丈夫だよ。
それは私も保障するから。」
その思いがいっぱいに書かれた手紙でした。
「私も」
の言葉が素晴らしくありませんか?
というところで、
続きは次回にさせて頂きたく思います。
「勇気づけ」とは?
楽しみですね。私が。
私も。であったらいいな、と思いながら。
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われわれのうちで最も勇気のあるものでさえ、
自分が本当に知っていることに対する勇気を持つのは稀にすぎない
〜〜フリードリヒ・ニーチェ〜〜