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第38回:【ひとつのココロは、ひとつの歴史:前編】
人間のココロは歴史であり、物語だ。
どんな映画や小説より、
ましてや、ゲームなんかより、断然に面白い。
相手が生身の人間になった途端、
認め合えなくなるのはなぜ?
自分の中にある弱さや痛みを垣間見るから?
それはとても喜ばしきことだぜ。
共有できるものがそこにあるのだから。
自らで自らに抱く「恐れ」を覗き込んだとき、
あなたは「本当のあなた」が何者かを知る。
そこを覗き込まない限り、
あなたは知らない間に、
世の中の仕組みや政治やお金や時間に縛られる。
「自由は不自由の中にある」という説は、まさに心の中の話だ。
外界で起きている「不自由」に変革を起こすために、
外界で戦っていても変わりはしない。
それは、表面だけ塗り替えられた小屋と変わりない。
本気で自分のために生きて、
誰かのためになりたいんなら、弱くなることだ。
とことん、その心の中にある「弱さ」を、
自分に対してさらけだすことだ。
人生のビジョンに始まり、
人生に必要ない些細なことまで、
「はっきり」と定義づけできる大人はかっこいい。
この定義づけ、
各々の定義づけが「価値観」だ。
自分の行動や生き方を定義できなければ、
人生(生活)は眠りながら見る夢と変わらなくなる。
眠りながら見る夢は不自由だ。
思い通りにはなかなか進まない。
何かが夢を進めていく。
その何かは、まさに、
現実で起きている政治かもしれない。
会社の不況かもしれない。
生まれてくれた子どもかもしれない。
それらのせいにしていても、何も革命は起きない。
だって、すべて自分で決めたことの未来が今だから。
「自己決定」という心理学用語は、
残酷なまでに美しい言葉で、
この言葉の中に真理はある。
人生は「自己決定」の連続だ。
「自分で決めたことの連続」の結果が「今」だ。
だからこそ、
現実の世界を、目をあけていながらも、
眠りながら見る夢にしないために、
今、あなたは、
自分の責任をはっきりと自分で取る「時」だ。
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僕は今コクピットの中にいて 白い月の真ん中の黒い影
錆びついたコクピットの中にいる 白い月の真ん中の黒い影
いつでもまっすぐ歩けるか 湖にドボンかもしれないぜ
誰かに相談してみても 僕らの行く道は変わらない
手掛かりになるのは薄い月明かり
〜〜 「月の爆撃機」 ザ・ブルーハーツ 〜〜