皆さんこんにちは。 第5回目の質問にも多くのご回答をお寄せいただきました。 感謝致します。 今回は私の職歴について少しお話したいと思います。 転職を希望しておられる皆様は、当然職務経歴書をお書きになるわけですが、 単に「○○会社に入社し、営業職を□年務め、▽な実績を上げました。」のような 内容を書くだけではなく、まずはご自身の仕事歴をストーリー立てて詳しく書いてみてください。 時間がかかるようですが、実はそうすることで自分の強みや弱みを見出すことができるのです。 そこから必要な部分を経歴書フォームへ転記していくのです。 1992年4月、私は新卒で東証一部上場の情報処理サービス会社に入社し、 会計システム開発部署へ配属となりました。 採用時には「君は最前線の営業での採用だ!」と言われていただけに 唖然としたことを覚えています(社長の方針転換で大卒男子は 基本的に全員開発職となったのです)。 全く違う部署、しかも考えもしなかった仕事だっただけに、ショックは 大きいものでした。 しばらくは「開発職に回された」という下向きな失意の気持ちで過ごしていました。 「組織は戦略に従う」という言葉すら知らない時期です。 当時あまりにネガティブだったため、上司から「バカヤロー!いつまでも 悩んでるんじゃない!」と大目玉をくらったことも・・・(笑)。 (今考えると、落ち込んでいる時間が非常にもったいなく、悔やまれます) 配属先の開発部署は若い人が多く、部門長も30代前半といった若々しくスピード感あふれる中で、 同期はどんどん大きな仕事を任されるようになっていくのですが、私はと言えば 技術修得やプログラミングに異常に時間がかかり、あるプロジェクトでは、開発当初 それなりに重要な部分を任せていただけていたものが、徐々に「ボタンを押すと説明を表示する」 といった簡単なものへとシフトしていくなど、ダメ社員の烙印を押されるようになりました。 当時お世話になっていた担当取締役から「お前は無駄飯食いだな・・・」と 吐き捨てるように言われたことは、今でも強烈に心に残っています。 それでも数年経ち、部下がつくと、「教育」をしなければならないため、プログラミング 技術の復習、教え方やコミュニケーションの取り方の修得などに力を入れるように なりました(もちろんシステム仕様書作成やプログラミングも引き続きやっていました)。 ある時、特定プリンタでの印刷対応プロジェクトのリーダーを任せていただくことになり、 スケジュールやプログラム仕様書を作成し、朝と夕方必ずミーティングをもって業務を 進めていました。 するとある日、直属の上司からこんなことを言われたんです!(次回へ続く) 第6回目の質問です。
「あなたの強みを20個書き出してみてください。」 ※「即戦力になるために結果を予測すること」を前回問いましたが、 今度は、結果を出すための基になる強みを問うてみます。 人は自分の弱みには目がいきますが、強みにはなかなか意識がいきません。 今回は、それを20個絞り出すことで、自分自身の「強み意識」を より強く持っていただきたいと思います。 これも転職後力をつけるためには必須の作業です。 「20個なんて無理!」と初めから諦めずに取り組んでみてください。