皆さんこんにちは。 第10回目の質問にも多くのご回答をお寄せいただきました。 感謝致します。 今回は最初の転職後のお話をしたいと思います。 (もういいよ!と言われそうですが) 目的は「自分の職務経歴書を書く時のチカラにするために!」です。 自分のキャリアをきちんと棚卸することは、転職後のチカラの発揮に 欠かせません。 (前回からの続き) 2001年11月、「さあこれからだ!」意気揚揚と初めての転職先へ。 社長からオリエンテーションを受け、コンサルタントになるための本を 数冊渡され、新しい自分のデスクにつく。 先輩もいる。 「よろしく!」と先輩。 「よろしくお願いします!」と私。 そして「・・・」。 先輩から後の言葉がでてこない・・・?? 「あれ?えーと何かレクチャーとかないのかな?」 「ま、いっか。忙しいんだろうな。とりあえず渡された本、読もう。」 翌日もその翌日も、先輩方は何かを教えてくれる気配はない。 社長からは「ヒアリング議事録を元にして業務フロー起しといて。はいコレ。」 と背景も何もわからないクライアントの仕事を振られる。 「???」 そんな状態が数日続き、ようやくことの次第に気付いた。 「あ、そうだ。自分から動かないとダメなんだ。当り前か。」 新入りだからと手取り足取り教えてはくれないんだと改めて気づいた。 考えてみればもっともな話で、「即戦力」として入社しているのに、1から10まで 教わろうと思う方がおかしい。 大企業にいて、「そこに仕事がある」「誰かが手を差し伸べてくれる」という状態に 慣れてしまっていたんですね。 その後、社長や先輩に叱られながらもコンサルティングという仕事を覚えていったのです。 そして2年が過ぎ、評価の時期。 ここでは売上に応じて年俸が決まる仕組みでした。 当然面接時にもその話は聞いており、「営業やってきたし、自分で仕事とれれば 給与は青天井だ!やってやる!」と意気込んでみたものの、コンサルティング業務と 営業の両立はかなり難しく、立てた目標の6割ほどしか売り上げられなかったのです。 そう、初年度の転職時は希望年収額(前職の約100万円アップ)が通り、 それだけの仕事も与えてもらったのですが、2年目からは「仕事は自分で取ってきてね」 という世界で、上記の成績しか残せなかったんです。 結果、転職時の前職の年収の50万円ダウンくらいの年俸になったのです。 (転職時の年俸からすると150万円のダウンですね) 転職すれば上手くいくはずだ!という幻想がガラガラと崩れ落ちました。 ここでお伝えしたいことは、当たり前の話なのですが、 「想像と現実には大きな隔たりがあり、それを全部飲みこむくらいの 覚悟でなければ転職後にチカラを発揮するどころか、落ちてしまう。」 ということです。 となりの芝生は青く見えるもの。 そしてそういう時程自分を過信しがち。「あの環境だったら自分が活きるのに・・・」と。 それは決して悪いことではありませんが、転職後に自分のパフォーマンスを 今以上に出せるかということは大きなポイントです。 そして苦悩の日々は続いたのです(続く)。 第11回目の質問です。
転職によるリスクはいくつ考えられますか? そして、そのリスクに対してどのように対応する予定ですか? ※リスクゼロの転職はないということを、私は経験的に知りました。 そのリスクを避ける、もしくは解決できるだけの準備は、 転職後に自分のパフォーマンスを落とさないためには 必須事項と言えます。