皆さんこんにちは。 第18回目の質問にも多くのご回答をお寄せいただきました。 感謝致します。 最近の風潮として「個人にもブランドが必要だ」というものがあります。 「私は○○に強い」「○○の専門家です」「○○の分野では誰にも負けません」 など、自分の「売り」を前面に押し出す方が増えています。 何故そんなことになってきているのでしょう? 色々と見方はあると思います。 そのひとつとして、どんな大企業に勤めていてもいつクビを宣告されるかわからない現在、 いつ放り出されてもよいように、また、企業内で際立った個性を見せることで 残り続けられるように、自分に価値を付けておくということなのでしょう。 つまり「個人勝負」の時代が来たということが言えます。 だから、mixiやブログにしてもツイッターにしても何とかしてマイミクや読者やフォロワーを増やして 「自分はこんなにすごいんだ!」ということをアピールするのでしょう。 私も含め、似たり寄ったりな個性という気もしますが(笑)。 残念ながら今でも会社の「看板」で仕事をしている方がおられます。 その会社に所属している間は「○○さんすごいですねぇ」なんて言われて 安穏とできるわけですが、突然「あ、君明日から来なくていいから。」と 突然言い放たれたら、それまでちやほやしてくれた人たちも 「あの会社の人間じゃないんだったら付き合ってもねぇ・・・」となるわけです。 そうなってしまっては放り出された後の転職も上手くいきません。 これまで何度も書いてますが、「自分の強み」をひとつでいいから見つけて 徹底的に磨くことが、個性を光らせ、転職後も自分の価値をおとさずに働き続けられる ことにつながるのだと思います。 転職を意識して初めて「今後自分をどう活かすか」を考えていては遅いのです。 転職後力の発揮は、今の仕事でどれだけ自分の価値を見出し、会社に貢献できているかが ひとつの大きなポイントになるのです(もちろんそれだけではありません)。 セルフブランドを確立し、どうプロデュースをすれば他者との差別化を図れ、周囲の人に 認知してもらえるかということを考えることが重要です。 そうなると、もう個人事業の世界ですね。 求人が減ったという見方をする方もおられますが、企業からすれば「良い人はいつでも欲しい」のです。 私も多くの友人から言われます「良い人いたら紹介して!」と。 そこでやはりセルフブランドが確立され、セルフプロデュースしていると「ああそういえばあの人、 この分野に強いって言ってたな。紹介してみるか。」などとなるわけです。 そうなるとあとはトントンと進む可能性が高いですよね。 会社の中に埋もれて、ただ「転職してやる!」という想いだけでは、仮に転職できても 転職後力の発揮はしづらいでしょう。 前回書いた「自分の居場所」を見つけるためにもセルフブランドの確立は欠かせないのです。
@あなたの得意な仕事は何ですか?(小さなことでも構いません) Aそれをどんな言葉でアピールしますか? Bそれを職務経歴書にどのように書きますか? ※自分をブランド化し、プロデュースまでやるのは大変なことですが、 何も有名になることが必要なわけではないので、まずは気楽に 考えて、「有名人になる気分」で取り組んでみてください。