皆さんこんにちは。 第26回目の質問にも多くのご回答をお寄せいただきました。 感謝致します。 最近、転職志望の若い男性から相談を受けました。 彼は、学生時代にIT関連の会社を起こし、その後数社での勤務を経て 今まさに「自分が本当に取り組みたいこと」が明確になった、という 状況です。 学生時代から仕事をしているので、20代半ばにして社会人経験は 既に7年ほどになるわけです。 私もそうでしたが、「自分の人生、仕事に何を求め、どんな職業に 生涯をかけるか。」の答えを見つけることにはやはり時間がかかります。 小学生や中学生で「将来こんなことしたい」「○○になりたい」と 職業意識が少しでもあれば、社会人になるための入り口に立った時、 迷いは少ないのかもしれません。 しかし現実は大学3年生くらいになって、ようやく本気で考え出す方が 多いのではないかと考えます。 不安を抱えながらも意気揚々と入社し、そのうち迷う。 そして転職という「隣の芝生」に目を向ける。 その「芝生」で生涯をかける仕事に出会えれば最高なのだと思いますが、 人生なかなかうまく行きません。 「そうは問屋がおろさねぇ!」と言われているような気さえしてきます。 そこで大切になってくるのが「熱意」です。 どれだけ熱意を持って、「自分の人生における役割」を探せるか。 「転職は天職に就くための行動」とも言われますが、まさにその通りなのです。 転職後力を伸ばすためには欠かせない要素です。 しかし、年齢が高くなればなるほど、熱意よりも条件を重視する傾向にある気もします。 先輩方に、「これから先どんな仕事に取り組みたいですか?」と尋ねることがしばしば あるのですが、「いやぁ、もう夢はあきらめてるねぇ」と返ってくることが多い。 目の前の仕事を頑張り続けるということのようなのです。 家族を守っていくためには当然のこととも言えますが、果たして自分自身は納得 しているのだろうかと疑問を持ちます。 おそらく若いころ抱いていた熱意は持っているものの、封印せざるを得ないという ことだと考えます。 上述の彼は今、明確になった「取り組みたいこと」に自分の熱意を注ごうとしています。 転職を希望する会社の社長あてに、企画書を作成しようとしているのです。 彼は「若いから」それができるということではない、と感じました。 本当に取り組みたいと心から感じているからこそのアイデアだと感じました。 熱意を持てる仕事を探し当てるためにも、自分自身の内なる声をしっかり聴いてほしいと思います。 時間をかけても良いと思います。 より良い人生のためです。 第27回目の質問です。
これまで、皆さんはどんな仕事に対してどれだけの熱意を注ぎましたか? ※以前にも書きました「仕事に対して自分が置いている価値が何であるか」、 ということに近い質問です。 どんな小さなことでも良いので、しっかりと思い出してください。 そこに、転職先を選ぶヒントが隠されているかも知れません。