建築土木業界では、技術をもったベテランが高齢化し、業界で働く若い世代が減少し、人材不足が叫ばれています。総務省「労働力調査(平成27年)」によると、建設業就業者数は500万人となっています。これは、全盛期の平成9年に比べて185万人減少しています。公共事業でインフラ整備がさかんな状況下では、人材の確保が急務と言えるでしょう。政府は官民一体となって人材の確保・育成策を検討しています。そういった背景もあり、求職者にとっては売り手市場とよべる業界かもしれません。手に職も身に就く建築・土木業界で、ぜひ働いてみませんか?
建築・土木の設計といえば建築設計ですが、建築設計は各分野にわかれており、それぞれの専門家が設計をおこなっていきます。まず始めに、「意匠設計」がクライアントからの依頼要望を図面化していきます。次に「構造」の分野では、構造計算により建物の柱や梁、鉄筋の太さや本数などを決めていきます。続いて「機械設備」の分野で、喚起、給排水、衛生などの設計をおこない実施図面を作成していきます。このように施工前の全ての設計作業が建築設計とよばれるお仕事になります。求人情報なので、意匠設計と建築設計がわけて掲載されている事がありますが、意匠設計は計画段階から現場の管理、建物を建てる際のすべての工程に関わります。また、工事が完了し建物が出来あがった後も、定期報告などをおこなう事があるようです。建築設計は、先にあげた構造、機械設備、電気設備の分野のお仕事をさすことが多いようです。
「建築設計」職になるには、大学や短大、専門学校、高校の建築・土木に関わる学科を受講していると、建築設計の職に就きやすくなります。キャリアアップを考え、最初は二級建築士を目指すかたちなりますが、大学、短大、専門学校で建築・土木に関わる学科を受講していれば実務経験1年以上、高校では実務経験3年以上で二級建築士の受験資格を手にすることができます。二級建築士を取得後は、実務経験4年をへて1級建築士の受験資格を得ることができます。資格と実力が必要となるやりがいのあるお仕事です。
設計の求人情報を見る施工管理のお仕事は、建築現場において工期が無駄に伸びたりしないよう調整をおこなう工程管理や、建築中に起こりうる危険を予測して対策をおこなう安全管理、建物の質が一定の水準を保つようにおこなう品質管理、予算がオーバーしないよう調整する原価管理などをおこなうお仕事になります。大まかに説明するなら、計画的に工事を進め、質の高い工事をおこない、発注者との打ち合わせや現場で働く技術者への指導と監督が主なお仕事になります。現場監督ともよばれる施工管理は、実際に施工作業をするのではなく建築現場の調整役になります。その為、技術者が気持ちよく施工できるように良い関係を築くコミュニケーション力も必要となるようです。
「施工管理」職になるには、建築施工管理技士の資格を取得する必要があります。資格も1級・2級とあり受験資格も、細かい規定が多く設定されており異なります。1級・2級の資格取得に共通して求められるのが実務経験になります。実務経験の経験年数は、学歴や先行している学科によって異なりますので、施工管理士を目指される方には必ずチェックされる事をお勧めします。1級の資格を取得すれば大規模な建設工事において、指導・監督の業務に就く事ができます。2級を取得した場合は、これよりも小規模な工事に従事する事になります。また、女性の施工管理技士もいらっしゃいますが、まだ少数なため今後女性が活躍するフィールドとしては伸びしろがありそうです。
施工管理士の求人情報を見るCADオペレーターとは、設計士やデザイナーが構造物や機械などを描いた設計図を、CAD(Computer Aided Design)ソフトを用いて正確な図面に仕上げるお仕事をする職種になります。設計者やデザイナーの指示に従って図面の設計はもちろん、プロジェクトが進むにつれて壁の厚みを変えたり、レイアウトの変更があった場合など、図面の調整や修正をおこないます。建築物の修正になるため 10cm の修正など細やかな部分もありますが、そこもCADオペレーターの醍醐味でCADオペレーターに求められる正確性になります。設計など高度な知識と技能は必要とされる事はありませんが、正確な調整や修正、設計者とのコミュニケーション能力が求められるお仕事になります。
「CAD(CADオペレーター)」職になるには、CADソフトの知識が必要になります。企業によっては、「CADってなに?」「触った事はまったくない」という未経験のレベルから求人募集していることもありますが、基本はインターネットや書籍などを利用して独学で学んだ方、専門学校やスクールに通ってCADソフトを勉強された方など、ある程度CADソフトに触れたことのある方の方がCADオペレータにはなりやすいようです。また、CAD関連には資格があり「CAD利用技術者試験」というものがあります。こちらの資格取得を目指されるのも良いかもしれません。いずれにせよ、どれだけCADソフトに触れたかが非常に重要になってきます。CADソフトはバージョンもアップしていきますので、応用が利くよう日々の積み重ねでスキルを磨く事も欠かせないCADオペレータのポイントになります。
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得意先からの信用も得て堅実成長を続け、社員数も330名を超えました。もちろん成長を支えてくれているのは技術者の皆さんの頑張りがあってのことです。「経験を活かしたい」「大手ゼネコンの施工技術(生産設計・施工管理)を身につけたい」と思われる方は、ぜひ私たち技術者集団に加わってください。お待ちしております。
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