仕事を変えたい人の声|今の会社は退職金がもらえない
待遇こんなはずではなかったのに、妥協して今の会社に入ってしまって、待遇の悪さばかりが気になり出したという人は少なくないでしょう。 中小企業の勤務者を中心に、今後、給料の上昇もあるかどうかも分からない、というのが多くの社員やアルバイトの悩みです。
妥協して入った会社では、ただでさえ仕事も自分に合っているのかどうかもよく分からないまま、不安を抱えて働いているものです。
このような状態では、数年働いてみてもやりがいを見いだせない状態が改善される可能性は低いのではないでしょうか。 かといって仕事を変えたいと思ってみても、待遇が悪い職場では十分な蓄えも作りにくく、難しいのが現実です。
長く頑張って働いた人は退職金を期待したいところですが、退職金がもらえない企業であった場合はどうでしょう。 仕事を辞めたい、変えたいと思っても、退職金がもらえない以上は仕事を変える勇気がなかなか出ず、転職を踏みとどまってしまう人が多いです。 それでも周囲の強力を得たり、一念発起として博打のように思い切って仕事を変えようとする人も存在します。
退職金がもらえたり、あるいはもっと福利厚生がしっかりとしたところで働けるチャンスが掴めるかもしれない、という前向きな気持ちが後押ししているのでしょう。
今の仕事にやりがいが見出せないことと、将来もらえる退職金がないということは非常につらい現実です。
会社を変えればこの状況から脱することができるかも知れないと思うと、居ても経ってもいられなくなるのが人間です。
このような思考に辿り着くと、もはや会社を変えたいとずっと心の中にわだかまりを抱えたまま生きていくことになります。
退職金がもらえないと分かっていながら、同じ待遇で働き続けるのは、メンタルヘルス的にも良いことではありません。
よって、ストレスの軽減の面から考えるなら、退職金のある会社に転職をしてみようと行動を起こしてみるのは良い選択と言えます。
待遇の良いところで、尚且つやりがいが見つかれば、仕事を変えたいともやもやした気持ちを再び抱えることはないはずです。
それは、やりがいもなくただ単にだらだら仕事をしている状態の現在よりも、ずっと有意義で魅力的に見えることでしょう。
少なくとも、もらえない退職金のことばかり考えて、仕事を変えたいと言い続けている時よりも前向きな気持ちになっているのではないでしょうか。
しかしながら、ここで転職するのが本当に正しいのかというと、一概にそうとも言い切れません。
転職先の待遇次に就職できた企業が退職金を用意してくれるとは限りませんし、お金のこととは別の悩みが生まれる可能性もあります。
とにかく今の会社から逃げたい、仕事を変えたいと思う気持ちは分かりますが、きちんとした準備がなければ後悔しか残らないでしょう。
お金がなければ働きながら転職先を探せば良い、と考えるものですが、現実問題、それは非常に困難です。 きちんと前職を退職していること、つまり即日で働きに来てくれる人材を企業は求めます。
前職とのトラブル回避のため、あるいは、求人を出している企業はすぐにでも人材補充をしたいところが多いためです。退職金が出ないため、きっぱり退職してから退職金で生活をしつつ、新しい職場を探すこともできません。 いつまでも新しい職場が決まらないまま、少ない貯金を切り崩していく生活となる可能性もあります。
仕事を変えたいという気持ちだけで安易に退職してしまっては、このようなリスクに晒される危険があるのです。
退職金自体が廃止の方向に!仕事に不満がないなら転職は注意
役所以外での退職金は、徐々に廃止の方向で企業は動いています。 中小企業は言うに及ばず大企業でさえ、徐々に縮小していこうという動きがあるのです。
もし、仕事そのものに不満がないのであれば、退職金がもらえないからといって、安易に仕事を変えるのは望ましくありません。
現在の仕事にそれほど不満がないのであれば、なんとか我慢をして続けていくことも一つの選択です。 やがて職場での地位が上昇し、やりがいもより見えてくる可能性が高くなります。 転職で明らかに給料などが上昇すると考えられる場合はともかく、そうでない場合には、転職先でも退職金がもらえないことも考えられます。
今は退職金が支給される企業であっても、将来その会社が支給をしなくなる可能性は否定できないものです。
会社を変えたいと思ったときには、一度立ち止まって、今よりも待遇が悪くなるかも知れないという思いを持って行動した方が、結果的に良いでしょう。
退職金がもらえない会社も、今後有望な仕事をしている会社であれば、これから日本は人材不足で人をつなぎ止めなければいけない状況ですから、待遇改善が図られるかも知れません。 変えたいと思ってもすぐには仕事を辞めず、立ち止まって考えることが望ましいと言えます。
明らかに今の仕事では使えないような特殊な資格を取得している場合には、変えたいと思っても無理はありませんが、そうでない場合には、慎重に身を処すべきでしょう。
悩み無用の会員登録で新しいスタートをきりましょう!