中途採用は「経験を活かしたい」という求職者と「経験を活かしてほしい」という企業とのマッチングです。よって未経験者はどうしても不利となります。とはいえ最初は誰だって未経験。下記情報が貴女の転職活動の一助になれば幸いです。
まず「この人に会いたい」と思ってもらう必要があります。未経験の仕事に応募しようとするならば、もちろん経験という武器はアピールできません。ですので、必然的に武器はあなたの意欲です。履歴書・職務経歴書に「自己PR」欄があるのなら、ぜひそこで「どれだけその仕事がしたいのか」「経験こそないが勉強していること」などを積極的にアピールしましょう。アルバイトも立派な経験ですし、それ以外にプライベートで行なった活動なども同様です。それをできるだけ分かりやすく書いていきましょう。文章が長くなりそうなら箇条書きでまとめるのも方法です。
事務職です……と言いたいところですが、求職者数(=ライバル数)も多いため、簡単に狙い目だとは言えない実情があります。そこで比較的採用されやすく・スムーズに始めやすく・働きやすい、そんなおすすめの2職種をご紹介します。
求人情報の文章に注目してほしいと思います。「女性活躍中」という文言があれば、文字通りその職場で女性がすでに活躍している求人です。女性が主力の職場であれば、採用される確率も高くなるでしょう。また、「未経験OK」と「未経験歓迎」だと後者のほうがより積極的なニュアンスを含みます。さらに「教育・研修・育成」などこのあたりのキーワードがあり、なおかつそれらをアピールしているものは「しっかり育てますよ」という求人です。つまり「初心者さんどんどん来てください!」ということですから、狙い目と言えます。また、掲載写真は基本的に社内のものですから、写真に女性が多いのか・若手が多いのかも注目したいところです。
刻一刻と変わる転職市場では、早めのご応募が断然有利です。具体的には求人を見つけてからご応募するまでに2日以内がいいでしょう。たとえば採用活動の前半にエントリーするのと、後半にエントリーするのでは採用難易度が変わってきます。後半はすでに「この人かな」というめぼしい人物が決まっていることが多く、あなたがどんなに魅力的な人物であっても、そこからひっくり返すのはなかなか至難の業です。なぜなら社内でその方向で調整されていますし、企業から見たとき未経験者と未経験者の間に大きな差は無いからです。となると、求職者側からすれば、少しでも早く自分の履歴書を採用テーブルに載せることが「得だ」ということになります。年齢制限のある募集もありますが(年齢制限の例外事由)、それ以外は年齢不問ですので思い切ってトライしてください。