転職お役立ち記事
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転職において専門職から転職される方も少なくありません。情報通信、運輸・郵便、医療・福祉などなど、多彩な専門職からご自身の専門職の市場を調査し、あなたの職が今売り手市場なのかどうか調査してみましょう。
厚生省による2015年の調査で売り手市場と化している職種はこちらです。
携帯電話、放送局、ケーブルテレビなどの企業がある。平均月収も48万程度と高い。急速な技術の発展についていける人材が不足しており、最近はさらに売り手市場となっている。
鉄道、自動車、船舶、飛行機などの運送用具を運転できる専門の技術を持っていると、転職に有利だと言われている。平均月収は約33万円で、業種全体の平均よりも少し高め。
→病院、一般の診療所、歯医者、介護施設、などがある。自治体採用での公務員となることも出来る。医師、看護師、薬剤師、介護士などの専門性のある職種。平均月収は29万ほどで、業種全体の平均よりも低めな点が問題点。
医療業界では、月収などの待遇面を改善することで、人材が業界に戻ってきているものの、介護業界では待遇面の改善がまだまだなので、今後も売り手市場が続くと見込まれます。
転職や就職においては、需要と供給においてこう考えます。
企業に対して、人材を供給するというシステムなんですね。
売り手市場というのは、需要が供給を上回ることを意味しているので、企業の求人数のほうが、応募者よりも多いことを表しています。
売り手市場の専門の職務能力がある人材として、即戦力として働く方法は、2通りあります。
一般的に企業が専門職を採用する場合、同職種の人を採用する方がリスクは低いと言えます。異職種の人材が、企業の専門性のある仕事をすることに、不安を感じるからです。ですが、異職種の人のうち、このような場合は転職を成功させることが出来るでしょう。
つまり、ある一定の専門知識または資格を保有していれば、それがカバーする専門の業務にかかわるポジションへの転職は可能だということです。
資格は有利な資格、取っておいたほうがいい資格、年収がUPする資格など様々です。資格も2通りがあります。
→医師、歯科医師、看護師、薬剤師、介護福祉士、社会福祉士、美容師、理容師、保育士、教師、弁護士、公認会計士、税理士
→TOEIC、TOEFL、簿記、宅建、調理師、秘書検定、パソコン資格など
転職において、企業側は専門職を採用する場合、資格の保有があれば安心してまかせられると判断してくれるというメリットがあります。しかし、それは実務経験がない場合です。実務経験がある場合、例えば総務部でのキャリアがあれば、あえて社会保険労務士の資格は不要であるということになります。 未経験の人が実務経験を積もうと思えば、資格は必要だと思われがちです。専門職の難関資格にチャレンジする場合、ある程度知識を得ることが出来れば実務は遂行できることが多いようです。その資格を保有してなければ、業務遂行が出来ない資格をのぞいては、ある程度知識を得られたならば、同時に転職活動も開始したほうがいいでしょう。
転職において、売り手市場で働くために必要な専門知識にかかわる資格を、これから取得するのは理にかなっているといえます。
ここで、企業の求人が多い理由にふれてみましょう。企業の求人が多い理由は2通りあります。
売り手市場だといわれている業界で転職活動をすれば、転職を成功させる確立は高くなるでしょう。さらに、専門の資格を身につければ収入UPの期待も出てきます。しかし、 その上で、業界、業種、業務内容に強い情熱を抱き、待遇面の悪さ、体力面などの実務面で問題がなければ、その専門職にかかわる資格取得のための活動をすべきではないでしょうか。 例えば、看護師の資格は30~40歳の中途退職者でも、保有しやすい資格であり、収入面でも保障されている職種です。しかし、ほとんどの人は待遇、一生ものの仕事といういい面だけを見る傾向にあります。研修や夜勤における体力の必要性、人間関係の難しさなどにめげてしまう人も少なくないようです。そして、せっかく資格を取っても、ペーパードライバーのように仕事には就かずに、異業種へ転職することもあります。 これは看護師に限らず他の難関資格でも同じでしょう。そのためには、まずは実地で仕事を経験することが大切です。看護師なら、一日看護体験がありますし、他の専門職なら、まずは転職中にアルバイトで採用してもらい、専門職の手伝いをするくらいの気持ちで実際にその仕事に触れてみることです。そして、自分がそこで本当にその仕事に魅力を感じたなら、資格取得のために専念する方向で転職活動も進めていきましょう。
経理部長という職種があります。これは、経理の仕事を長年続けており、キャリアのある方の出世形の職種です。経理部長は、本来の月次、年次決算以外に、予算編成、意思決定、財務諸表分析などより、専門性の高いスキルも必要になってきます。また、税理士や公認会計士の資格を持っていれば、さらによく、そこへ英語の資格も保有していればグローバル企業の経理部長にもなれることもあります。その場合は年収1千万を超えることもあるでしょう。
インターネットがさらに拡大し、AIも加わることで、情報通信業の売り手市場化は拡大し、インターネットやAIにかかわる専門職のニーズは広がるでしょう。そのためには、パソコンにかかわる資格を保有し、かつ時代が進むにつれて新しい技術を獲得していければ、いつでも転職時には引手あまたとなることでしょう。
これからの時代は人工知能を使いこなせるかどうかが課題でもあります。将棋や囲碁の世界でAIと対戦すれば、その戦いの一部がAIに組み込まれていくため、ますますAIが人間を上回っていくといえます。しかし、その進化したAIを使いこなせば、より人間の知能も高まります。今後は、AIによって人間の知能はますます高まる可能性を秘めており、相乗効果で成長していくと予測されそうです。 エンジニアが転職する際に、人工知能を使いこなす技術を持っていれば、企業から重宝されるのではないでしょうか。身につけたいスキルはこちらです。
・機械学習に関する知識
・画像処理スキル(ノイズ除去、領域抽出など)
・自然言語処理手法(形態素解析など)
・ライブラリの使い方に関する知識(画像処理、自然言語処理手法にかかわる)
・並列処理に関する知識
・コーティング能力(GPUメモリーや演算器の構成を意識したもの) など
一生ものの専門職を探している場合、2種類の方法があります。1つめは前職を生かした延長線上にある専門職です。2つ目は全く違う畑で資格取得からチャレンジする専門職です。より転職の成功を願うなら、年収UPの資格よりも売り手市場の専門職にかかわる資格がおすすめです。