転職お役立ち記事
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転職を人生の一大イベントと考える人も多いのではないでしょうか。仕事をしている時間は、人生で過ごす時間の大半を占めます。その仕事の内容が変わってしまうということは、人間にとって大きなストレスであり、インパクトがある出来事です。よく転職するかどうか迷っているといった話を耳にしますが、転職は前述の通り非常に大きなイベントなので、迷うのが当たり前です。では、私たちは転職するかしないか迷ったときに、どのような基準で決断をすればよいのでしょうか。最終的な決断は自分でするしかないのですが、その決断を助けてくれる組織や、自分の中で持っておける基準というものはたくさんあります。ここでは、そうした転職するかどうかの決断に迷ったとき、決断の手がかりとなる基準や、協力してくれる組織についていくつかご紹介していきます。
転職を思い立ったということは、あなたの中で現状の職場に対して何らかの不満、もしくは改善したい点が出てきたということに他なりません。
まずはそのことについて、見つめなおし、自分のなかで転職の動機というものを明確にしておきましょう。
例えば、転職者が抱きがちな転職動機として、以下のようなものがあります。
こうやって箇条書きで自分が現職に対して抱いている問題点を洗い出し、優先順位をつけておきます。
この洗い出しを行っておくことで、転職求人を見た際に、その転職求人に応募するべきかどうかの決断基準となってくるので、おすすめです。
上記のような洗い出しをおこなっておくことで、転職求人を探すことも効率化できることがわかりました。
近年の転職サイトは、条件をもとに絞り込むことができるものが多く、洗い出した条件をもとに検索をかけることができます。
また、後述する転職エージェントに自分の望みが実現できるような転職求人を紹介してもらうのもひとつの手でしょう。転職エージェントにおいては、普通に転職サイトで探しているだけでは、普段見つけることのできない非公開求人がたくさんあります。転職サイトで希望の条件を満たす転職求人がない場合は、転職エージェントを利用し、自分の希望と合った転職先を見つけることも選択肢のひとつに加えるとよいでしょう。
このようにして希望条件を満たす転職を見つけた後は、その企業に転職した場合と、現状のままで働き続けた場合を比較してみましょう。
転職した場合とこのまま働き続けた場合で、自分が将来どうなっているのかをシミュレーションしてみるのです。
例えば、あなたの第一優先とする希望条件が年収であるとします。
この場合、転職求人が提示している年収ばかりに目がいきがちです。しかし、あなたの現職が年功序列型の企業で、年齢とともに年収が上がっていく見込みがある場合。
こうした場合、数年後の年収は現職にとどまっていた方が高くなっているかもしれません。
逆に、転職した先がベンチャー企業であった場合、事業がうまくいかなった場合に入社した当時の年収のままというケースもよくあります。
このように、自分が転職に求める希望条件を軸にして、現職と転職先を比較することで、転職を実行するかどうかを決断しましょう。
とはいうものの、転職先の内情は、転職してみなければわからないということも多々あります。
転職先に知り合いがいたり、転職先の口コミ情報を持っていたりすればよいのですが、小規模の企業の場合はなかなか口コミなどの情報がありません。
こうした場合にも、転職エージェントは強い味方になってくれます。転職エージェントは、人材を必要としている企業へ人材を紹介し、そのことに対する対価を得ることをビジネスモデルとしています。
こうしたビジネスモデルの性質上、転職エージェントは転職先企業と密なコミュニケーションを取っていることが多いのです。
また、過去の転職実績もあり、実際にその企業に入社した人がどのように活躍しているかの情報も持ち合わせていることでしょう。
転職先の内情を知り、的確な情報をもとに決断したい場合は転職エージェントを活用しましょう。
求人広告は流動的で、今この瞬間にも就職先が埋まってしまっている可能性もあります。なので、あなたの希望条件を満たす求人が、来週も存在しているとは限りません。 そのため、目ぼしい転職求人があれば、できる限り早めに決断をし、応募することをおすすめします。
とはいえ、焦って転職を進めてしまうと、現状を悪化させる事態にもなりかねません。なかには、常に求人募集をかけている企業もありますが、そうした企業は、人がなかなか定着せず、人が足りない為に求人募集をかけていることが多いのです。
このように、転職求人への応募の際には迅速かつ丁寧な決断力が求められます。いざというときに慌てないためにも、この記事でご紹介したような決断基準をあらかじめ持っておきましょう。