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優良企業に転職したい!注意したい点について

近年聞かれるようになった、ブラック企業とホワイト企業。日本人の働き方が問われ、違法な残業や、残業代の未払い、パワハラ・モラハラなどが社会問題にもなり、連日ニュースでも取り上げられるようになりました。多くの企業が就業環境の改善化を図り、求職者の企業選びでも優良企業であることが重視されています。今回は優良企業への就職を希望する転職活動において、どうやってホワイトな会社を見分けていくかについてご紹介していきます。

転職時に知っておきたい優良企業の条件と見分け方

転職時に知っておきたい優良企業の条件と見分け方

それではまず、優良企業と認められる企業のポイントをご紹介します。

  • 他企業が参入しにくい商品・サービスを提供
  • 製品、サービスのシェアが高い(競争していない)
  • 固定客が多い、又はつきやすい商品・サービスである
  • いつの時代も生活に必要とされる商品・サービス
  • 連続で黒字決算を出し続けている

これらは一部にすぎません。しかし、優良企業と呼ばれる企業の多くは、これら条件のうちいくつかをクリアしています。

特に大切なのは、「黒字決算が続いている(営業利益率が平均より高い)」です。また、下記の2つも重要です。「他企業が新規参入をしてこない」「いつの時代も生活に必要とされる。将来性がある」。つまり、利益を上げやすく、他業種が参入しにくく、ある程度の需要がいつも見込めるという点なのです。

華やかに見える事もある新規参入やベンチャー企業は、どうしても倒産のリスクが付きまとうことになります。IT分野の企業は、元手が少なくても比較的簡単に事業が始められます。そのため、たとえヒットを飛ばした会社であっても、新規参入してきた他会社がもっと大きなヒットを売り上げれば、そのまま忘れ去られてしまうことも珍しくありません。

逆に、参入障壁のある業界は自由な競争が起きにくいために、価格の競争も不要になり、利益を確保しやすくなる傾向があります。電力や鉄道、電話やテレビなど、国によって参入が規制されている業界が代表的です。インフラ関連は規制があるだけでなく、始めるのに莫大な初期費用が必要になってくるために、さらに新規参入が困難である点も特徴です。

他にも高いシェアを誇る企業も、イコール競争していない企業と考えることで、優良企業と判断できます。競争していない=他社製品と差別化に成功していると言うことです。それだけ選ばれる工夫・差別化に成功した会社は、値下げ競争などからくるツケが社員に回ってくることもありません。

大手が優良とは限らない!中小企業の魅力

上記の優良企業の条件からは「それは大手企業のことではないのか」という意見が上がるでしょう。しかし、大企業が必ずしも優良企業・ホワイト企業かと言われるとそうでもありません。たしかに大手や大企業は年間休日数が多い、給料が高い、有給がとれる、とされていて、労働条件において有利に感じられる点が多々あります。しかし、これは平均的な話であって、そうである企業もあれば、過酷な労働環境の大手企業も珍しくありません。

一方の中小企業の魅力は「出世ができる」「転勤が少ない」「就職の難易度が低い」が挙げられます。一般的に、中小企業では大手より従業員数が少ない分出世がしやすくなります。また、いくつも支社があるような会社でなければ転勤することもなくなるため、子育て中や親の介護が必要となる時期には心強いでしょう。出世すると与えられている権限も大きくなり、より自分で企業を育てていっている実感も持てます。就職の難易度を低めに設定している企業も多いので、中小企業に就職し、任される権限が大きいところで自分を磨くことができます。

優良企業の探し方

最後に優良企業をどこで見つけるか方法を見ていきましょう。

  • 市場にない求人探しには就職エージェント
  • 情報収集には図書館の企業情報本かネットのデータサイト
  • ビジネス誌や業界紙、新聞
  • 求人サイト

上記は求人や企業について、どこから情報を仕入れるか、の一部です。大切なことは、これらのうちのひとつだけでなく、いくつかを組み合わせることです。ビジネス誌や企業情報を仕入れて企業研究をしながらサイトで求人を探す、という流れだと、あとから実は倒産寸前の会社だったなどとトラブルになることも防げます。実際に、興味がある会社は、条件と離職率についても見てみましょう。

エージェントを使う場合は中小企業の優良企業で商品シェアが高く、将来性のある事業を希望しておけば、優良企業にヒットする確率が高まります。求人サイトを使う場合はこれらの条件を、自分で調べながら企業を探しましょう。

まとめ

今回は転職活動で優良企業に就職するために、優良企業の特徴から見分け方まで広くご紹介してきました。意外に思われるかもしれませんが、優良企業は中小企業意にも多いのです。市場でのシェアが高く、何十年も経営を途切れることなく続け、人々に求められ続けている中小企業は少なくないことを覚えておきましょう。

実際に優良企業を探す場合は情報収集と求人への応募、どちらにも力を入れましょう。自分で企業の歴史や経営状態を確認し、業界での立ち位置や、将来性など総合して自分がその会社で本当に働きたいのか考えて応募をしていきましょう。