転職して失敗したという方の声｜先輩が引き継ぎ内容を教えてくれない

先輩・後輩転職して最初に気になることが、職場の人間関係、先輩後輩のことではないでしょうか。年齢が上でも、仕事上の先輩は年下だったということは少なくありません。年下の先輩に、かなりきつい口調で叱られたり、指示をされたりすることもよくあることです。そしてこんな事例もあります。

挨拶をしても無視される、仕事の引き継ぎが不十分で、教えてくれないのに失敗すると怒られる。やはりなかでも特に困ることは仕事をきちんと教えてくれないことです。転職した人にとっては、皆の顔と名前を覚えるのも精一杯の人もいるはず。そんな中で、仕事の引き継ぎもしなければならないとなると、先輩が教えてくれない状況だとどうしようもありません。

忙しそうにしている先輩に、質問してもよいものかと躊躇してしまうこともあったり、教えてくれないので自分の判断でしたことが失敗して迷惑をかけてしまうこともあります。先輩はなぜきちんと引き継ぎをしてくれないのだろうかと、教えてくれない理由を考え、嫌われているのではないかなど先輩の気持ちを探りストレスになり、出社するたびに先輩の顔色を伺いながら、今日も教えてくれないのだろうかと失敗を恐れながら仕事をする毎日になってしまいます。転職しなければよかったのか、などと転職したことを後悔してしまうこともあります。転職を考え、採用された時にはこれほど仕事を教えてくれない先輩との関係で悩むとは思ってもみません。ところが実際入社してみると、引き継ぎをしてくれない先輩と、失敗ばかりの自分、本当に転職して良かったのかと自問自答する毎日です。転職がこれほど難しいのかと、仕事に失敗するたびに「仕事の失敗イコール転職の失敗」のように感じられます。

不安と不満で悪循環人生の中で転職するということは、そう何回もあることではありませんから、勇気を出して転職した先がこのような先輩がいる職場だと、次の転職も頭をよぎるでしょう。でも、また失敗したらどうしようかと、また仕事を教えてくれない先輩の部下になるかもしれないのだと考えるとなかなか踏み切れないのが現実です。失敗したらと考えれば考えるほど、また失敗してしまうという悪循環もあります。失敗しても面倒みるからと、大きな器で構えてくれていたらこんな失敗をすることはなかったのかと、引き継ぎをしてくれない、教えてくれないことへの不満が大きくなってしまうものです。

なぜ教えてくれないのかなぜ引き継ぎをきちんとしてくれないのか、他の人にも同じように教えてくれないのか、考えてみてもわからない状況で、また毎日、引き継ぎが行われない状況で仕事を進めなければなりません。自分が前の職場を退職するときに、きちんと引き継ぎをしてきた人、引き継ぎ書を作って仲間に託してきた人など、責任ある仕事を任された人なら誰でも引き継ぎの重要性は理解しているものです。遅い時間まで残業して引き継ぎを行ってきた人もいることでしょう。仕事をスムーズに進めるために、引き継ぎは絶対に欠かせないものなのですから。