仕事を辞めたい方の声｜異動してからストレスで体調を崩しがち

仕事環境のストレス仕事のストレスは実際に仕事が大変だから、忙しいからといった理由ではなく仕事環境などに原因があることも多いものです。あまりに自分にとって良くない環境が続くと、ついには仕事自体を辞めたいと思ってしまうかもしれません。

まず異動先には知っている人がおらず、なかなか溶け込めない点にストレスを感じるでしょう。この時は、知らない人ばかりの環境で異動した矢先にマイナスの評価を受けたくないというプライドが働き、とにかく失敗しないように緊張しながら仕事をしている状態です。

常に緊張状態でいることは、自律神経の乱れなど体調不良を引き起こす原因となる可能性が高いため、早めに新しい人間関係に慣れなくてはなりません。自分を取り囲む人間関係の変化に慣れないうちは、事ある毎に辞めたい、前の仲間のところに戻りたいと思ってしまいがちですが、ここで踏みとどまる力があればいずれマイナスな考えを克服できるようになります。

しかし、異動して変わるのは人間関係だけではないでしょう。新しいデスクや新しいオフィスに移ることもありますし、仕事自体がまったく別のものを任されるようになる場合も。このようなケースでは、人間関係の他にも、身を置かれた環境や覚えなくてはならない新しいことに不安あるいは焦りを感じているはず。

中には、新しく隣りのデスクになった人の習慣が耳や目についてイライラするのに、異動したばかりだから上司にも相談しづらい、という悩みを持つ人だっていることでしょう。実際、隣りの人の癖で不快な思いを経験する人は、男女問わず一定数いるようです。

長期間同じ部署で働いてきた同僚でもなかなか指摘し辛いような癖や習慣もあるため、異動したばかりの人は余計に口にし難いと感じます。また、ちょっとした言動がきっかけで職場の人間関係は変わってしまう危険を孕んでいますので、円滑な人間関係を築くために我慢している人も少なくありません。

こうしたことは時間が経つにつれ上司との信頼関係が出来上がれば、相談できるようになるケースもありますが、溜め込んでしまったストレスがそれ自体を妨害する可能性も考えておいた方が良いでしょう。

上司に理解を得てもらえるようになるには、やはり仕事をきちんとこなさなくてはなりません。しかし前述のように、ストレスを溜め続けると自律神経の乱れをはじめとした、あらゆる体調不良を引き起こします。ベストコンディションではない状態で居続けた場合、きちんと仕事をこなすのは可能でしょうか。

誰でも必ず起こるミス恐らく、多くの人が大なり小なり仕事のミスをしてしまいます。異動先の新しい環境にストレスを溜め、体調を崩せば、仕事のミスを繰り返し上司の信頼を得難くなってしまう。そうなると相談もし辛くなり、いつまでもストレスを感じる環境にさらされることとなる。

このような悪循環に陥ることもザラではないのです。環境の改善が見込めない場合は、仕事を辞めたいと今まで以上に強く感じるようになります。ここまで来ると、体調不良が悪化して、うつなど精神的な問題を抱えてしまう前にいっそ辞めてしまうのも良い解決法です。ただし、本当にストレスの溜めすぎが原因なのかをきちんと自身を省みる必要があります。