転職して失敗したという方の声｜思ったほど待遇が変わらない

安定しないキャリア転職に失敗したという人の中には、非常に若い頃、入社してまだ数年もたっていない頃に転職をしたという人もいます。このような人の場合、様々な理由から失敗だと思うことがあるようです。

ひとつは、まだキャリアが安定していない、ということでしょう。これはキャリアとしてこれからどういう仕事をしていきたいか、どういう分野で活躍していきたいか、どういうことを仕事にしていきたいか、ということをあまり考えず、例えば仕事が嫌だから、あるいは待遇が嫌だから、ということで転職したというケースです。

次に、新卒採用で失敗したために起こることもあるようです。新卒で大学卒業してすぐ入社した会社が不満で転職したけれど、実はそこまで待遇や仕事内容などは変わらない、もしくは仕事についてのやる気は転職しても変わらないという人もいます。

結局最初の会社にいたほうが待遇も良く、キャリアもより素晴らしい物になっていたのではないか、などという後悔を口にする人もいます。そしてキャリアが不安定な時期ならではの転職の失敗理由としては、転職するときにこれから自分がどういうキャリアを積んでいこうか考えずに転職したということもあるでしょう。失敗するのは目に見えているでしょうが、そもそも会社が嫌だから、という後ろ向きな理由で転職したという人に多くなっています。

少なくとも、まだ若い人はキャリアが安定しているとは言いがたいものです。その分新しい業界や業種・職種への転職はしやすいというメリットは有る一方で、これまでのキャリアを活かして、という視点を持ちにくく、待遇面でもそれなりだったり変わらない程度のものになりがちということもあります。

特に失敗しがちなのが、むしろ待遇が劣化したという人でしょう。短い間に転職をしていると、その間に職能を磨くこともできず、最終的に待遇や雇用条件が下がって行ってしまったり、ボーナスがある会社からボーナスがない会社への転職となってしまうこともあります。

変わらないのは本人ばかりというわけでもなく、むしろ周囲もその程度の待遇でも十分だと思ってしまい、その失敗をカバーするため今いる会社で出世して待遇を良くしようとか、また会社を変えようというようなこともしません。むしろ変わらない方がいいとすら考えています。

失敗した人の特徴失敗したという人に多いのが、キャリアをあまり考えてこなかった、待遇面を疎かにした、変わらないのなら手間や心理的な負担がかかる分失敗したように感じる、という人です。

キャリアに関しては一本縄で行く人のほうが多くありません。

ただ、失敗したにせよ、キャリアを磨いていく能力がないか、あるいはキャリアを磨こうという力、待遇を変わらないのなら勤務先も変わらないほうがいいという判断ができずに失敗していくというケースです。

待遇が変わらないだけならまだしも、変わらないというよりは更に劣化した場合はもう最悪のケースと言ってもいいかもしれません。もちろん変わらない・劣化した分他でカバーできればいいのですが、どうもそんな気にもならない人もいます。