仕事を何となく辞めたいと思う時は現状の再確認が効果的
仕事を辞めたい方の声|何となく現状に満足できていない
現状の不満現状に不満を抱えて仕事を辞めたいと思ったことのある人は、世の社会人のほとんどを占めると思います。むしろ、入社してから一度も仕事を辞めたいと思ったことのない人なんてほとんどいないのではないでしょうか。
大卒で入社した社員の3年離職率は32.3%で、ほぼ3人に1人が実際に辞めているのです。
では、なぜ皆そんなに仕事を辞めたいと思うのでしょうか。その理由は大きく分けて四つあると思います。
一つは、転職してステップアップしたいということ。
もう一つは、仕事内容が気に入らないということ。
もう一つは、お給料や休みなどの条件が気に入らないということ。
最後は、職場の雰囲気が気に入らないということです。
転職してステップアップは前向きな理由なので若いうちにできる人はしても全く問題ありませんが、残り三つの理由はいわゆる現状に対する不満です。
人というのは日々同じことをしていて、一度ちょっとした不満が出てくるとそこが妙に目についてしまうものです。
例えば、仕事内容ではじめは「何となく面白くない」程度だった不満が、日々送るうちに「すごく面白くない」に変化して「辞めたい」につながるものです。
また、隣の芝生は青く見えるというように、友達の話を聞かされることで自分の現状が何となく不満に思えてきて、何となく辞めたいなどと思い始めてしまうこともあるかと思います。
ただし、気をつけなければいけないのは、隣の芝生が青く見えるのは人の話だからです。
物は言いようといいますが、現状と関係なく話し方によっていくらでも立派な仕事をしているように思わせることはできます。それが、学生時代の同級生などであったら、社会人としてこんなに頑張っている自分をアピールすることは自然であり、それを鵜呑みにして何となく現状に不満を抱いてしまうのはいささか危険です。
また、自分の仕事に何となくやる気を感じないという不満を抱いている人は「現状どんな仕事をしたいのか」を客観的に分析することも大切です。
というのは、ただ単に現状が何となく辞めたいと思い不満なだけで、その仕事自体が自分と合っていないのかはまた別の話だからです。
休みやお給料という仕事に対する条件が何となく不満という人も、よその会社がどうなのか客観的に調べることが大切です。
本当にブラックな会社だったら辞めたいと思うのは自然なことですが、実は年齢と共に昇給する会社かもしれませんし、そういったシステムを調べず何となく入社して現状に不満を抱いている人も多いのではないでしょうか。
職場の人間関係については、現状の不満が「何となくうまくいっていない」「何となく嫌いな人がいる」ぐらいでしたら、まだまだ辞めたいと思うのは時期尚早かもしれません。
他の会社に行ってもそのような現状は珍しいことでもありませんし、転職して解決できるかといったら疑問が残ります。
まずは、何となく辞めたいのか、本気で辞めたいのか、辞めたいと思ったら仕事や外部環境を含めて自分の現状にある不満について客観的に向き合って見ることが大切です。
転職するほどの不満か?一度誰かに相談して気持ちを整理してみる手もあり
ただし、自分で何となく考えていると、どうしても都合よく気持ちが偏るのが人間の性です。
現状に不満を抱いている状態で、「仕事を辞めたいけど客観的にはどうなのか」などと考えてみても、結局は「やはり辞めたい気持ちを大事にしよう」という方向へ何となく思考回路が進んでしまう思います。
そこで、客観性をより高めるために有効なのが、第三者の存在です。家族や恋人ももちろんいいですが、やはりおすすめは、同業種の先輩や同じ経験から転職を成功された方がいると、なお良いです。自分と同じ経験を積んだ方だからこそ、気持ちを理解し、かつ的確なアドバイスをくれるでしょう。
例えば、現状で不満に思っていること、何となく仕事を辞めたいことを伝えて、仕事内容や環境、条件も添えて伝えることで、よその会社と比べて、仕事量や内容に対してお給料は妥当か、休日などの条件は良い方か、など客観的に判断してくれます。
何となく現状が不満だから辞めたいということにも、会社を変えれば解決できることなのか、転職してもまた同じことを繰り返すだけか、判断してもらえます。
現状が不満だから辞めたい、何となく転職したい、と思った時には、転職することでその不満は払しょくできることはなのか、ということを第三者の目で判断してもらうことは、今後の転職を判断する大きなヒントになるのではないでしょうか。
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