仕事を変えたい方の声｜今のままだとスキルが身につかないと思う

本当のスキル仕事を変えたいと思うような不安は多くの人が抱える問題ではありますが、時にその理由がスキルや将来性に関することだという場合もあります。

例えば、ずっと総務の部署にいる人は総務の仕事に対して関係者間の調整役や様々な庶務・雑務などもあり、非常に雑用や細々とした仕事ばかりで不安、という人がいます。この人によく話を聞くと、スキルとなる「これだ」というものが身につかないため、本当にこのスキルが生涯通用するのかが不安、という声が挙がります。

また、好んで専門的な職種に就職したのにその職種に就くために学習した業務はほとんどせず、代わりに他の仕事を積極的に振られるということもあるようです。この場合、専門的な知識はあっても経験を積み、スキルを身につけられないため不安になり、仕事に対してやる気が起きない、仕事を変えたいという人もいます。

ビジネスマナーを学ぶために入社しても、ずっと接客をしているという人の中には、コミュニケーションに対してのスキルは高くなっているもののそれ以外のスキルがそこまで高くないことについて不安だという人もいます。このような人は仕事に満足してはいるものの、他の会社で自分のビジネススキルが活かせるのかどうか、他社で通用することが身につかないのではと思い、満足度は高くても仕事を変えたい、変えたほうがいいのではと考えます。

このように、仕事やスキルについて不安を覚えていたり、スキルが身につかない、他社でも通用するのかどうか分からない、仕事を変えたいというわけではなくてもキャリアに不安、というような人も多くいます。

スキルとストレス実はこのような人が自分の仕事を変えたい、と考えるのは仕方ないことかもしれません。長い間に仕事に対するスキルの不安を持っている人の場合、変えたいと思うことはとても大事なことになってくることもあります。また、他の長時間勤務やパワハラなどが原因でストレスを感じている人ならば、なおのこと職場を変えたいと思うのは仕方ないことでしょう。

ただ、今の業務内容についてある程度満足している、変えたいというほどではなくても将来的に不安、技術が身につかないと思っている、というのなら、実は少し考えたほうがいいのかもしれません。キャリアとして身につかないということや労働環境を変えたいと思うことはある程度は仕方ないことですが、もし今の環境がある程度恵まれているのならそのような不安はあまり考えないようにするのも一つの方法と言えるでしょう。

それでも身につかない業務についてや他社では通用しない業務内容、スキルがどうもいまいち、というような場合は、これはこれで別に考える必要があります。将来的にこれをやる、ということがしっかり身につかない状態で他社に転職するのは難しい場合もあります。また、面接や転職活動の際に自分のアピールとなるものがないのならば、変えたい、身につかないという不安だけで転職しても採用されづらく、転職期間がのびて更にスキルが身につかないという悪循環が生まれるのです。これでは、働く先を変えたいというだけなのにいつの間にかどこに行っても身につかない人になり、結果的にキャリアもボロボロになることもあるようです。