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著者:プロの仕事研究会発行:幻冬舎価格:1,260円(税込)
2001年秋の発売当時、その価格に世間が目を疑った"180円スニーカー"。約560万足の販売数(2008年現在)を誇る大ヒット商品を生み出したヒラキ株式会社は、 実は10数年前に実質債務超過に陥っていた。
しかしそんな中、試し履きが必要な靴の通信販売という常識外れな事業を軌道に乗せ、"180円スニーカー"を生み出し、2006年にはついに東証上場まで甦ったのだ。 本書は、そのヒラキの代表作である"180円スニーカー"の開発秘話に加え、倒産寸前から奇跡の大逆転を起こした社員に根付いた"ヒラキ流"と呼ばれる経営ノウハウをまとめた一冊である。
私も転職者の1人でした。
ヒラキ株式会社は中途入社の社員が8割を占めています。ヒラキは靴のヒール製造メーカーから、ディスカント事業、そして靴の通信販売 と業態を変えながら成長してきました。
「靴の通信販売???」。私が初めてヒラキに出会ったとき、衝撃的な印象を持ちました。本来試し履きをしないと買わない靴を通販しているのだから・・・。その衝撃が興味に変わり、ヒラキのビジネスモデルを知りたいと思いました。180円スニーカーに、680円ブーツ・・・すべてが驚きでした。現在思えば「靴のSPA業態」を当時から作りあげていたのだと思います。
それを作りあげる文化がヒラキにはありました。創業者平木勝が作った文化が中途入社の社員によって新しい文化が生まれ、そしてそれがヒラキの文化となってきました。その一部をとりあげていただいたのが書籍「180円スニーカーはどのように生まれたのか?」にまとめられています。
会社の競争力の源泉は社員であり、人が人を呼ぶ循環となり、現在もたくさんの転職者の方が入社されています。年齢男女関係なく、一緒に働く仲間が好きで働いている。仕事は結局「誰と働くか」かも知れません。ヒラキにはそういう仲間がたくさんいます。これからも今までの仲間と新しい仲間によって新しい文化を作り強い会社にしていきたいと思います。
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