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著者:篠田庸介発行:日本実業出版社価格:1,575円(税込)
本書は全てのエンジニアと、エンジニアを雇用している経営幹部の皆様にあてて書かれている。35歳定年説を否定し、エンジニアが生涯活躍するための道標となる一冊である。
■あなたの競争相手は誰だ? 現在、中国を中心に外国人SEの台頭が著しい。コストが安いだけではなく、インドを中止に日本人を越える高い技術力を持つSEも珍しくない。日本市場では、日本語ができる日本人SEが優遇されるが、世界に出れば日本人SEで高い評価を得られる人材は少ない。世界のSE達との競争の中で、日本人SEが生き残る道を本書は示している。
■人なのか商品なのかを自分で選べ 多くのSEは転職し、少しでも給与の高い職場を目指す。若い時は良いが、いずれ転職も難しい年代がくる。この時に身を落ち着けようと思っても、お金を求めて天職を繰り返した人間を信頼する組織も上司もいない。自分自身を商品として扱い売り歩いた日々のつけをいずれ払うときが来るのだ。
■屋台を引けないSEは失業する SEとは職人ではない。技術力を駆使して事業を推進するビジネスマンなのだ。ITスキルだけではなく、ビジネススキル習得の方向性を示したのが「夜泣きうどん屋」の運営である。うどん屋運営の先に、SEとして幸せに生きる未来がある。
多く社会人は、スキルを身につけて生涯の職を確保しようと考えますが、一生を保証する様な資格やスキルはありません。弁護士や会計士と言った取得困難な資格を取っても、失業する方もいます。経験や資格を得ることも大事ですが、就職の基準はあらゆる面でその会社に馴染めるかどうかだと思います。
会社のビジョンや会社の文化。そして、会社の人間を見極めて「一生この会社にいたい」「この会社に貢献したい」そう思える会社を探すことが一番です。会社は学校ではないので、スキルを上げるために行く事も、経験を積むために行く事も基本的には本筋から外れます。報酬や経験をもらう為に入社するのではなく、どうしても貢献したいほど愛せる会社を探し、一生懸命仕事をした結果として報酬や経験が後からついてくるのが理想だと思います。ストレスもたまりません。
自分に合った会社を探すためにも、先ずは自分が今後の人生を何に使いたいのかを考え、生き方を定めるのが大事です。自分の生き方が決まれば、自然と就くべき職業も見えてくると思います。 そうやって出会った会社を、皆で一生懸命伸ばして行くと、自然と安定ややりがいが手に入ると確信しています。
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